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世界のマンガの翻訳出版レーベル・サウザンコミックス第一弾!
傑作バンド・デシネ『Rébétiko』(レベティコ)を翻訳出版したい!

日本でレベティコを演奏するバンドELLI-ANAをご紹介します!

ダヴィッド・プリュドム『レベティコ』のテーマである「レベティコ」とは、20世紀初頭のギリシャに誕生したポピュラーミュージックのこと。

「ギリシャのブルース」などと形容されることも多い独特の魅力を持った音楽で、日本語では、レベティカ、レベーティカあるいはレンベーティカなどとも表記されます。

この音楽の成立には、20世紀初頭に第一次世界大戦やトルコ革命、希土戦争が起き、トルコ支配下の小アジアに長らく住んでいた膨大な数のギリシャ人が難民としてギリシャに帰郷し、トルコ音楽を持ち込んだことが大きく関わっています。

彼らが歌ったのは、貧困や社会・政治問題、悲恋、麻薬など、当時のギリシャの都市部に住んでいた下層階級の人々が抱えていた疎外感。

実際に聴いていただくとわかりますが、南欧、アラブなど地中海の民俗音楽の影響が色濃く感じられます。

登場人物とそのモデルになった実在のミュージシャンたちの紹介を兼ねてYouTubeの音源をいくつか紹介していますので、よかったらぜひそちらの記事もご覧ください。

さて、そんなレベティコですが、実は日本にもレベティコを演奏するバンドが存在しています! なんと日本にいながらレベティコの生演奏を聴くことができるのです!

バンドの名前はELLI-ANA。YouTubeに音源があがっているので、ぜひ聴いてみてください。


曲は『レベティコ』の主人公でもあるマルコス・ヴァンヴァカリス(ヴァムヴァカリス)の名曲「Fragosiriani(シロスの少女/シロス島のカトリック教徒の娘)」!

ELLI-ANAはブズーキのコスタ・ザ・グリークさん、ブズーキのyoyaさん、ギターのmaoさん、歌姫のfutabaさんから成るグループ(YouTubeの演奏にはfutabaさんがいらっしゃらないようです)。ちなみに歌姫のfutabaさんとは、先日、激熱の応援コメントを寄せてくださった俳優・演出家・リュラー奏者・作家の佐藤二葉さんに他なりません。

ELLI-ANAは実はつい先日も1月30日に新宿の「ギリシャと地中海料理 DINING BAR 風の蔵」というお店でライブを行ったとのこと。
 

1月30日【ELLI-ANA】ライブat新宿【風の蔵】

レベティコを生で聴いてみたいという方はぜひELLI-ANAのライブ情報をチェックしてみてください! まだ詳しい情報は公開されていないようですが、3月22日(日)には埼玉県三郷市のギリシャ関連イベントに出演して、演奏されるようですよ。
 

原 正人

 


ついに達成率は折り返しました!
残り10日ほど、あと40%で出版決定!
そして、世界のマンガを翻訳出版するサウザンコミックが始動です!
プロジェクト最後までどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2020/02/06 16:16