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【特別企画】世界各国共同印刷プロジェクト!
ボローニャ・ラガッツィ賞(伊)、ストーン・ウォール賞大賞(米)受賞作
人魚になりたかった少年・ジュリアンの物語『Julian Is a Mermaid』を翻訳出版したい!

漫画家の坂井恵理 さんから応援コメントをいただきました!

私には6歳の息子がいます。
彼は電車がとても好きで、そのことを知ると周りの大人たちは
「男の子って電車好きだよね!」と微笑ましいこととして悪気なく、言います。
しかし息子はリカちゃんでも遊ぶし、かわいいものも大好き。
特撮ヒーローものどころかプリキュアすら悪役が怖くて見られません。

「男の子向け」とされるものにしか興味がない男の子が、たくさんいるのは知っ
ています。
けれど、デパートのランドセル売り場で、
息子がかわいいステッチの付いたランドセルを背負おうとしたら店員に
「それは女の子向けなのでおかしいです」と言われました。
保育園に、かわいいキャラクターもののタオルを持って行ったら、
クラスの女の子に「恥ずかしい」と言われたそうです。
息子は最近、かわいいものが好きな自分を、家以外では隠そうとしています。
6歳も、空気を読むのです。

この「Julian is a Mermaid」を息子に読んであげたい。
マーメイドに憧れるジュリアンを、自分に重ね合わせるかどうかはわからないけ
れど、彼をとりまく空気が、この絵本の色彩のように少しでもカラフルになった
ら。

絵本の中に出てくる女性たちがまたいいんです。
いろいろな体型で、思い思いのオシャレを楽しんでいる感じ!
息子のためだけでなく、私自身も何度も読み返す絵本になると思います。



坂井恵理 漫画家
1972年埼玉県生まれ。現在、双葉社JOURで『シジュウカラ』、講談社BE・LOVEで『ヒヤマケンタロウの妊娠 育児編』を連載中。
著作に『ひだまり保育園おとな組』『鏡の前で会いましょう』『妊娠17ヵ月!』
など。

2019/12/03 11:02