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【特別企画】世界各国共同印刷プロジェクト!
ボローニャ・ラガッツィ賞(伊)、ストーン・ウォール賞大賞(米)受賞作
人魚になりたかった少年・ジュリアンの物語『Julian Is a Mermaid』を翻訳出版したい!

広報活動を頑張っております! 発起人・横山和江より

 クラウドファンディングがスタートして1か月ほど経ち、ご支援くださった人数が100人に近づいています。毎日計算しているのが、何冊予約いただくと目標達成できるか……(ちなみに11月8日時点で680冊)。これまで刊行してきた絵本のことを考えれば決して大きな数字ではないと思う一方で、絵本のなかみをわからずに予約してくださる方がどれだけいるのかと自問してしまいます。

わたしはこれまで持ち込みメインで仕事をしてきましたが、今回のクラウドファンディングは公開持ち込み(支援者のみなさまに対する持ち込み)と思い活動しています。

 この作品のよさをどのように伝えるかが一番のポイントであり、難しい点。というのも、地方在住で知名度のない翻訳者が、不特定多数のみなさまにじかに広報できる場は皆無に近いからです。

 そこで、翻訳を通してつながりのある方たちや全国にいるやまねこ翻訳クラブの仲間、ツイッターを介して知り合った書店さんたちにチラシ設置のご協力をお願いしたところ、思いのほかご快諾いただきました。また直接つながりがなくても、ここぞという書店さんやブックカフェなどにダメ元で連絡すると、うれしいお返事をいただけることも多々あり、全方位に感謝の手を合わせる今日このごろです!

 自分でも動かねばと、地元紙の山形新聞に取材していただきました。絵本の日本語版を出すためのクラウドファンディングを山形に住む翻訳者がチャレンジしていると地域のみなさまに知っていただき応援していただきたいからです。絵本を読まれた記者さんは、どうして日本語版が刊行されないのかが不思議なくらいすばらしいとおっしゃってくださいました。また、山形市立図書館でもチラシ設置許可をいただき、本館および市内各分館に置かせていただくほか、友人のつてでじわじわとチラシ設置の場所を広げています。

 はじめのうちは戸惑ったあれこれも、経験を経て少しずつスムーズになってきました。とはいえ、世間の冷たい風にさらされ、膝を抱えたくなるようなこともしばしば……持ち込みが叶わなかったときに気持ちを切り替えるのと同じように、くじけずチャレンジしていきます!

 目下の悩みは、クラウドファンディングが気になりすぎて現在進行中の仕事に支障が出ないようにすること。なので、少しでも早い達成をと願っています! 勝手なお願いで心苦しいのですが、残り30日を切る前に30%達成されたら心穏やかになれるかもしれません。

開かない扉はないと信じて引き続きがんばりますので、さらなるご支援をお待ちしております!!!

横山和江

2019/11/11 13:41