皆さん、ご無沙汰しております! サウザンコミックス編集主幹の原正人です。
『レベティコ』のクラウドファンディングがちょうど今から1年前。支援がなかなか集まらないと四苦八苦していた当時が懐かしい(笑)。コロナ禍がやってきたのはプロジェクトが成立した後のことで、あれからずいぶんと暮らしぶりが様変わりしてしまいました。いずれこういった状況が少しでも改善され、今まで通りとは言わないにせよ、直接お会いしておしゃべりすることがもう少し当たり前にできるようになるといいですよね。
皆さんのご支援のおかげで『レベティコ』は無事、『レベティコ―雑草の歌』として出版されたわけですが、光栄なことに一般発売から数カ月経った今も、さまざまな場所で好意的に取り上げられています。それもこれも本当に皆さんのおかげです。改めましてありがとうございます。メディア情報はこちらにまとめています。よかったらご覧ください。
さて、既にご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、『レベティコ』プロジェクト成立とともに立ち上がったサウザンコミックスでは、現在、第2弾のクラウドファンディングを実施中です。
エイズが死に至る病だった1990年代前半、医療従事者や患者を描いた海外コミックス
『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』を翻訳出版したい!
今回は原が発起人を務めるのではなく、日本グラフィック・メディスン協会の中垣恒太郎さんが発起人となり、MK・サーウィック『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』というアメリカのコミックスを翻訳出版すべく、クラウドファンディングに挑戦しています。
プロジェクトは2020年11月30日に始まり、2021年2月28日に終わるのですが、折り返し地点をだいぶ過ぎ、残り日数もかなり少なくなった現在の段階で、達成率はなんと18%! 『レベティコ』のときの悪夢を繰り返しているようで、まるで生きた心地がしません(笑)。
翻訳を交えたストーリー紹介やそれをベースにした動画(原が編集してます!)、
さらには原なりのこの作品に対する思いもまとめた文章もあったりしますので、
よかったらぜひご覧ください。
絵柄的には非常に素朴な作品ですが、内容のすばらしさは保証します!
この作品が日本語で読めないのは、はっきり言って損失です!
そして、このクラウドファンディングが成立しなければ、おそらくこの作品は今後日本では日の目を見ないでしょう。
サウザンコミックス第2弾『テイキング・ターンズ』日本語版出版のために、ぜひご支援ください!
この作品の背景にある「グラフィック・メディスン」という運動は、このコロナ禍でその重要性をさらに増しつつあるのではないかと思います。おそらく数年後には日本でもかなり話題になっていることでしょう。発起人の中垣恒太郎さんはこのグラフィック・メディスンを日本に定着させるために日夜頑張っている人です。ぜひこの「グラフィック・メディスン」という言葉をよく覚えておいてください。
世界のマンガを翻訳出版するサウザンコミックスでは、この第2弾に引き続き、第3弾、第4弾も準備中です。なかなか日本語にならない、でもどう考えてもすばらしいだろこれ、という世界のマンガをこれからもお届けしていきたいと思います。改めてぜひ皆さんのお力をお貸しください!
クラウドファンディングのページはこちら
原は『テイキング・ターンズ』の英語版をKindleで読みましたが、もっと気楽に日本語で読みたい! 『テイキング・ターンズ』日本語版が『レベティコ』の隣に並ぶ日が来るのが待ち遠しいです!