image

精神疾患を抱える親と暮らす子どもに向けたドイツの児童書、
『悲しいけど、青空の日(仮)』(原題:Sonnige Traurigtage)を翻訳出版したい!

「悲しいけど 青空の日(仮)」の制作状況について

「悲しいけど 青空の日(仮)」の制作進捗状況のご報告です。
原文の翻訳が終わり、編集者さんとよりよい本にするための作業に入ります。絵本のページを含め、原文は127ページ。PCにむかい、頭をひねる日々です。

第3章の大人向けの解説は、主にドイツの研究者、支援者の知見を入れつつ主人公のモナをはじめ精神疾患の親をもつ子どもの状況や必要な支援を説明しています。
第1章、第2章の物語は作られたお話ですが、何人もの当事者の子ども達や多くの専門家の意見を取り入れた内容です。これまで明らかにしてきた日本の子ども達の状況と共通するところが多く読みごたえがあります。
ユーモアのあるぬいぐるみマックスのしぐさやドイツ語もあり、それらを見るのも楽しみです。

これから、より分かりやすい文章に、そして日本の状況に合わせられるように、推敲を重ねていきます。
科学的根拠に基づき、かつ子どもと親の目線に立ったあたたかい原文を、日本の親子にも届けられるように関係者一同、知恵を絞っていきます。
子どもたちと周りの大人の力に少しでもなれますように。
2020年4月の出版を目指します。

プロジェクトを応援してくださった皆さま。
今年は本当にお世話になりありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。

田野中恭子

 

2019/12/26 17:04