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自閉症スペクトラム障害の男の子の自立の物語
『Kids Like Us(僕らのような子どもたち・仮)』を翻訳出版したい!

近況報告!あのBuzzFeedに掲載されたのはまさかの…

皆様、こんにちは。発起人の林真紀です。

本日は近況報告を兼ねて、とても嬉しいニュースをお届けします。あのBuzzFeedに取り上げて頂いたのです!…と言っても、取り上げて頂いたのは、残念ながら『キッズライクアス』でもなく、私でもなく、我が家のマーティン(息子)くんです!実は私、BuzzFeedにいつか取り上げて頂けないかとひそかに憧れていたのですが、なんと息子に先を越されてしまいました。面白いことがあるものです。

掲載された記事はこちらです。
10歳の少年がはじめて作った動画が凄すぎた!「天才や」「映画監督の卵」とみんなが称賛

 

以前の活動報告で、私はこんなことを書きました。

ちなみに私の息子はゴジラに尋常ではない愛を感じており、最初は「よりによってゴジラ」とも思いましたし、「数学とか音楽とかに特殊な能力を発揮してくれないものか」とも思っていました。けれども、最近彼はゴジラについて語り合う「親友」ができました。深い友達づきあいがあまり好きではなかった息子にとっては、これはとても大きなことでした。親にとっては「ゴジラなんて」だとしても、子どもの「大好き」を尊重するということは、何かの突破口になるということ、私は学んだのでした

今回、息子の動画を見て、どんなことでもその子の「大好き」を尊重することで、拓けてくることがあるのだと改めて思い知らされました。

『キッズライクアス』の作中のマーティンも、毎日毎日プルーストの『失われた時を求めて』を読んでいましたね。それは、マーティンを「自分の世界に閉じ込めてしまう」ものでは決してなく、彼が外界との繋がりを持つために必要な道具でした。発達障害の人たちは、きっと自分のお気に入りの何かを手掛かりに、世界を広げていくのだと思います。息子にとってのゴジラもそうだったのだと思います。

改めて、マーティンが愛読書から世界を広げていく過程を描いた『キッズライクアス』は名作だなと思います。皆様、ぜひ、お知り合いやSNSで、引き続き本書をお勧め頂けると嬉しいです。これからも、もっともっとたくさんの人たちに届けたいです!どうかよろしくお願いいたします。

林 真紀

 

2021/05/31 16:44