image

自閉症スペクトラム障害の男の子の自立の物語
『Kids Like Us(僕らのような子どもたち・仮)』を翻訳出版したい!

10月2日に『キッズライクアス』出版記念トークイベントをオンラインにて開催いたしました!

こんにちは、発起人の林真紀です。だいぶご無沙汰してしまいましたが、イベント参加コースをお申込みくださった支援者様を対象に、オンライン配信にて出版記念イベントを開催いたしました。

コロナの収束が見込めないなか、オンラインでのイベント開催になり、少し残念な気持ちもありました。しかし、その分海外や遠方にお住まいの皆様に隔たりなくご参加頂けて、私としては「新たな時代にふさわしいイベントになったなぁ」と、感慨深い気持ちでした。マジョリティに合わせてマイノリティが変わっていくことを強いられない世界にしていきたい、まさに『キッズライクアス』のテーマに沿うイベントスタイルだったと思います。

さて、イベントですが、オンライン配信にさせて頂いた分、ゲストはとても豪華な方々においで頂きました。一般社団法人 知ろう小児医療守ろう子ども達の会の元代表の阿真京子さん、合同会社てにをは代表の岡本真梨子さんと、「生きづらさを抱える子供/人たちと共に生きるということ」をテーマに、発起人の林と三人で(マシンガン)トークを繰り広げました。

世の中には我が子や身近な人の生きづらさに対して「寄り添う」「愛してあげる」「理解しようとする」という綺麗な言葉が溢れていますが、大切なのは「境界線を引くこと」「距離感を常に意識すること」「私という主語を大事にすること」…、「寄り添う」「愛してあげる」という言葉に巻き込まれて enabler にならないこと…というような深いトークが展開されました。一時間半ではとても足りない勢いでした。視聴者さんがついてこられているか心配だったのですが、「夢中になって聞いた」というご感想をいろいろな方から頂き、とても嬉しく思います。

岡本さんや阿真さんとの語りを通して、理解できないものを無理やり自分の方に引き寄せて理解しようとするのではなく、「理解できないものを理解できないままにしておけるのもスキルであり優しさである」ということを痛感しました。

当日は私もいっぱいいっぱいでしたので、自分が何を話したのかあまり覚えていないのですが、後で落ち着いて見直したら「このトークイベント、めちゃくちゃ価値あるな…」と思ってしまいました(自画自賛!)。そのうちコロナが落ち着いたら、別の機会に公開でやりたいほどです。

イベントの最後には、なんと女優で一般社団法人Get in Touch代表の東ちづるさんがサプライズで登場。視聴者の皆様も驚かれたと思います。東さんにもずっと本プロジェクトを応援頂き、最後にこうしてお祝いのコメントを頂き、本当に感謝しております。

今回のオンラインイベントが好評だったこともあり、機会を見て読書会のようなものをやろうかと企画しております。『キッズライクアス』についてもっとみんなで語り合いたい!というような皆さまと、出版メンバーも含めてオープンでお話しができたらと思います。次の企画も楽しみにお待ちください。



2020/10/09 12:14