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ホロコーストや強制収容所の経験を通じて、
苦境や困難の中で人生を生き抜くことの大切さを伝える1冊
『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』を翻訳出版したい!

著者・フェリス・コーエンさんからビデオメッセージが届きました!

こんにちは、サウザンブックスです。みなさまからお寄せていただいているコメントに胸を熱くしながら、成立に向けて頑張っております。そんななか、著者・フェリス・コーエンさんから応援ビデオメッセージが届きました!

《概要》
こんにちは、私はフェリス・コーエン、ホロコーストを生き残った祖父の半生をまとめた『What Papa Told Me』の著者です。ホロコーストの前、その間、そしてその後の祖父の人生が書かれています。祖父に贈るつもりで書いた本で、私もそれまではホロコーストといえば、アラン・ズーロやアンネ・フランクの本を読んだくらいしか知りませんでした。しかし、祖父と話をしているうちに、過去の出来事に過ぎなかったものが、自分への遺産のように感じられました。たった1つのストーリーに、数え切れないほどの物語がつまっています。

子どものころ、パパの顔はいつも輝いて見えました。でも、彼の瞳はどこか寂しげで、それがどうしてなのかわかりませんでした。しかし、この本を書くにあたって、パパが捕虜として、毎日のように人が殺され、飢えに苦しみ、死からかろうじて逃れていた生活をしていた話を聞いて、その寂しさの理由がよくわかりました。忘れ去られないようにこの話を伝えていくのが、私の使命だと思っています。

私の知る限り、祖父は気持ちの強い人でした。次から次へと家族を失ったのにもかかわらず、極限の状況を生き抜こうと心に決めていました。生き続け、いつかは結婚をして子どもを持つのだ、と自らを奮い立たせて希望を失わずに収容所で働いたのでした。あれほど心の強い人はそういないと思います。

章によっては、『What Papa Told Me』は読みすすめるのさえ辛く感じるかもしれません。でも、最後にはハッピーエンドが待っています。この上なく希望に満ちた本です。誰もがいつ殺されてもおかしくない場所で、いつか自分は結婚して子どもを持つのだと信じて、祖父は陰うつな5年間の日々を過ごしました。"survive"(生き残った)というより、"thrive"(目標に向かって歩いた)といった方がいいでしょう。

日本のみなさんにもこの本が届くよう、ぜひプロジェクトを支援していただけたらうれしいです。ありがとうございました。


 

著者:Felice Cohen(フェリス・コーエン)
『What Papa Told Me』は2人のホロコースト生存者の孫として書いた受賞作品。第二次世界大戦の前、最中、そしてその後の祖父の半生をまとめた本である。本書は作家エリ・ヴィーゼルやイスラエルのホロコースト犠牲者追悼記念館ヤド・ヴァシェムの公認書であり、ポーランドで翻訳されるなど世界で3万5000部を売り上げている。また、コーエン氏は祖父についての数千回におよぶ講演会を行ってきただけでなく、ホロコースト生存者の孫に焦点を当てたドキュメンタリー2作品に取り上げられている。

そしてまた、世界一狭い共同住宅に住んでいることでも世界的に有名である。もっとも最近の著作『90 Lessons for Living Large in 90 for Living Large in 90 Square Feet (...or more)』は2016年にパシフィック・レビュー自己啓発部門最優秀賞、2017年にニューヨーク・ブック・フェスティバルでハウツー部門最優秀賞を受賞している。

https://felicecohen.com/
 


プロジェクト終了まで残り50日強、
参加いただいている人数は約40名を超えました!

SNSなどでの情報拡散に、
最後までお力添えのほどをどうぞ宜しくお願い申し上げます!

2019/02/21 16:14