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ホロコーストや強制収容所の経験を通じて、
苦境や困難の中で人生を生き抜くことの大切さを伝える1冊
『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』を翻訳出版したい!

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✴︎『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』は非成立でプロジェクトを終了致しました。(2019/4/15)

このプロジェクトは、世界の面白い本、本当に必要とされている本を翻訳出版するサウザンブックスの翻訳出版プロジェクトです。

 


収容所を生き残った人たちにとって戦争はまだ終わってはいなかった。
収容所の凄惨な体験を語り継ぐ、終戦を迎えても終わらない戦争。


『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』は、パパことユダヤ人のミュレイ・シュワルツバウム氏が、8つの労働収容所や強制収容所でホロコーストを生き抜き、そしてアメリカで新たな生活を始めた半生を、孫娘のフェリス・コーエン氏がまとめた1冊。

これまで“パパ”は、強制収容所での生活とその後の人生について子どもや孫たちにも話そうとはしてこなかった。それは、あまりにつらい出来事が多かったからだ。しかし自身が老境に入り、家族や1人でも多くの人にそうしたことを伝えるべきだと考え本書が誕生した。
パパはポーランドで材木所を経営するユダヤ人の家庭に生まれた。いつか材木所を父から引き継ぐことを夢見て仕事を手伝っていたが、ドイツ軍がポーランドに侵攻してきたことで生活は一変してしまう。そしてゴゴリン労働収容所に連行されて過酷な毎日が始まり、さらに複数の強制収容所で死と隣り合わせの日々を生き抜く。
終戦を迎えてパパはようやく外の世界での生活を始めた。仕事に就き結婚をして子どもを授かるが、同じ収容所の生き残りである妻は戦時中の思い出のために心を病んでしまい、その後、自死を選択してしまう。収容所を生き残った人たちにとっての戦争は、まだ続いていたのだ。
『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』は刊行後数万部を売り上げるだけでなく、複数の図書賞で佳作を受賞し、イスラエルのホロコースト犠牲者追悼記念館ヤド・ヴァシェムの公認書に選ばれている。またポーランドでは、ホロコーストについての学校の授業の教材となっている。

【受賞歴】
2011年 エリック・ホッファー図書賞 佳作
2011年 ニューヨーク・ブックフェスティバル 佳作


【作家・エリ・ヴィーゼルのレビュー】
生き残った人の子どもや孫たちにも、伝えるべき物語がある。本書はまさにそうだ。どの話も肺腑をつくものばかりだが、それだけではない。あの出来事とはなんだったのか、人類にとっていかなる意味と結果をもたらしたのかを知るために大きな役割を果たす。


(本文より一部を翻訳したもの)

フェリス:今でも当時のことを夢に見てうなされたりする?
パパ:ときどきあるよ。ふだんは考えないようにしているんだが、息苦しくて朝目が覚めるときもある。そんな時はすぐに外へ出て深呼吸をしないと大変なんだ。(やや間があって)行かされたあちこちの強制収容所で私がどう生き抜いてきたのか、1つの話にまとめて欲しいんだ。
フェリス:わかったわ、パパ。きっとそうする。


 

書名:What Papa Told Me
文:Felice Cohen 
発行国:アメリカ
言語:英語
発行年:2010年
ジャンル:ノンフィクション
ISBN:978-06-15372-88-4

著者:Felice Cohen(フェリス・コーエン)

『What Papa Told Me』は2人のホロコースト生存者の孫として書いた受賞作品。第二次世界大戦の前、最中、そしてその後の祖父の半生をまとめた本である。本書は作家エリ・ヴィーゼルやイスラエルのホロコースト犠牲者追悼記念館ヤド・ヴァシェムの公認書であり、ポーランドで翻訳されるなど世界で3万5000部を売り上げている。また、コーエン氏は祖父についての数千回におよぶ講演会を行ってきただけでなく、ホロコースト生存者の孫に焦点を当てたドキュメンタリー2作品に取り上げられている。

そしてまた、世界一狭い共同住宅に住んでいることでも世界的に有名である。もっとも最近の著作『90 Lessons for Living Large in 90 for Living Large in 90 Square Feet (...or more)』は2016年にパシフィック・レビュー自己啓発部門最優秀賞、2017年にニューヨーク・ブック・フェスティバルでハウツー部門最優秀賞を受賞している。

https://felicecohen.com/

 


著者・フェリス・コーエンさんからビデオメッセージ

《概要》
こんにちは、私はフェリス・コーエン、ホロコーストを生き残った祖父の半生をまとめた『What Papa Told Me』の著者です。ホロコーストの前、その間、そしてその後の祖父の人生が書かれています。祖父に贈るつもりで書いた本で、私もそれまではホロコーストといえば、アラン・ズーロやアンネ・フランクの本を読んだくらいしか知りませんでした。しかし、祖父と話をしているうちに、過去の出来事に過ぎなかったものが、自分への遺産のように感じられました。たった1つのストーリーに、数え切れないほどの物語がつまっています。

子どものころ、パパの顔はいつも輝いて見えました。でも、彼の瞳はどこか寂しげで、それがどうしてなのかわかりませんでした。しかし、この本を書くにあたって、パパが捕虜として、毎日のように人が殺され、飢えに苦しみ、死からかろうじて逃れていた生活をしていた話を聞いて、その寂しさの理由がよくわかりました。忘れ去られないようにこの話を伝えていくのが、私の使命だと思っています。

私の知る限り、祖父は気持ちの強い人でした。次から次へと家族を失ったのにもかかわらず、極限の状況を生き抜こうと心に決めていました。生き続け、いつかは結婚をして子どもを持つのだ、と自らを奮い立たせて希望を失わずに収容所で働いたのでした。あれほど心の強い人はそういないと思います。

章によっては、『What Papa Told Me』は読みすすめるのさえ辛く感じるかもしれません。でも、最後にはハッピーエンドが待っています。この上なく希望に満ちた本です。誰もがいつ殺されてもおかしくない場所で、いつか自分は結婚して子どもを持つのだと信じて、祖父は陰うつな5年間の日々を過ごしました。"survive"(生き残った)というより、"thrive"(目標に向かって歩いた)といった方がいいでしょう。

日本のみなさんにもこの本が届くよう、ぜひプロジェクトを支援していただけたらうれしいです。ありがとうございました。

 


「何としても生きろ」
現代をサバイブする私たちへのメッセージ
発起人 土橋 啓之より

 

『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』は、パパことユダヤ人のミュレイ・シュワルツバウム氏が自身の半生を振り返り、それを孫娘のフェリス・コーエン氏がまとめた本です。
私は普段、海外の英文サイトなどを日本語へと翻訳する仕事をしているのですが、出版翻訳を目指して出版社に洋書の持ち込みをしてきました。この本のことはネットで存在を知り、タイトルとあらすじに興味を持ち購入をしました。実際に読んでいて、何度もパパが出遭う迫害や詐取に怒りを、そして家族との死別に悲しみを深く感じました。それでも彼はもがきながら懸命に生きていきます。泥臭いほどの生き方です。
シュワルツバウム氏が語っているように、ホロコースト(ユダヤ人虐殺)や強制収容所での凄惨な状況は、世代や国を超えて1人でも多くの人に伝えていくべきものではないかと思います。またこの本は歴史の側面だけではなく、苦境や困難の中で「人生を生き抜く」ことを大きなテーマにしています。社会や学校や仕事で大変な思いをしている私たち日本人も力づけてくれるはずだと考え、これまでいくつかの出版社に企画として私は提案をしてきました。しかし、採算が取れないなどの理由でどこからもいいお返事がいただけずに時間が過ぎていきました。だからこそクラウドファンディングで翻訳出版をするサウザンブックスの存在を知ったときの喜びは、とても大きなものでした。
『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』は誰もが気軽に読む本ではないかもしれないけど、ホロコーストのことやシュワルツバウム氏の生き方を伝えるこの本を出版する意味がきっとあるはず。そして内容に共感してもらえる人たちと一緒にプロジェクトの達成を祝えたらどんなに嬉しいだろうと考えたのです。
日本でホロコーストの事実を伝えたいと思っている方や、身の回りや世の中の一方的な理不尽に怒りや悲しみを感じている方とともに、この本の出版をぜひ実現したいというのが私の願いです。
理不尽な悪意や差別や圧力に出遭ったときには、カッコ悪くてもまずは自分や周りの人の生活を守ることこそが大切なのだと私自身もこの本に教えられました。みなさんぜひ「何としても生きろ」というパパの力強いメッセージが込められた『What Papa Told Me(仮:パパが教えてくれたこと)』の翻訳出版を目指すこのプロジェクトを応援してください!


発起人:土橋 啓之(どばし ひろゆき)
翻訳者。青山学院大学文学部卒業。自身の訳書出版を目指しつつフリーランサーとして在宅で翻訳の仕事を行う。その一方で、不登校の子どもたちが通うフリースクール「東京シューレ」でボランティア・スタッフとして活動する。学校以外の居場所で、子どもたちが思い思いに毎日を過ごせるように助力。もっとも強く印象に残っているノンフィクションの翻訳書籍は、少年時代に読んだダニエル・キイスの『24人のビリー・ミリガン』(訳:堀内 静子、早川書房)。
共訳書に『Photoshop CS6 Book―フォトグラファーのための中・上級テクニック』(著:スコット・ケルビー、監修:早川廣行、ピアソン桐原)

 


サウザンブックスと支援金の使途について

サウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、読者の心に響く1冊をクラウドファンディングを活用して翻訳出版しています。クラウドファンディングを活用する理由の1つには、翻訳出版には、原書の版権取得費用や出版エージェント手数料などが必要で、日本語の本を出版するよりも制作費がかかり、そのため、売れ筋のタイトル以外は発行しずらいという状況があるためです。このプロジェクトの支援金については、「版権購入費」「出版エージェント費用」「翻訳費」「編集・デザイン・DTP費」「印刷・製本費」「発送・流通費」など、本の制作からお届けにかかる費用一式にに使用させていただきます。
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