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世界15カ国で翻訳された北欧グラフィックノベルの傑作
シリア内戦下に生きる少女の物語『ZENOBIA』を翻訳出版したい!

新プロジェクトにチャレンジ中!『ZENOBIA』の著者と翻訳者からのご案内

ZENOBIAをご支援いただいた皆様へ。その節は大変お世話になりました。お蔭様でZENOBIAは多数のメディアに取り上げられ、公立中学校の公民資料にも掲載されるほどの評価をいただきました。皆様のサポートが生み出した結果だと思っており、改めて感謝の言葉を申し上げたいと思います。

さて、本日は私、ZENOBIAの発起人・翻訳者である荒木美弥子から心からのお願いを、そして ZENOBIAの原作者、モーテンからのメッセージを送らせていただければと思います。どうか最後までお読みください。

以前もご紹介したかとは思いますが、私は今イタリア発のグラフィックノベルを日本語出版すべくクラウドファンディングに挑戦しています。テーマはバリアフリーな人生賛歌。車いす生活を余儀なくされたイタリア男二人が スーパーポジティブ精神でイタリア中を冒険する爽快なストーリーです。

ひょんなことからこの本と著者にめぐりあい、クラウドファンディングをする運びとなりました。しかし、実は1か月余りしか時間が残されていないのにもかかわらず支援は25%にも満たず、大変に苦戦しています。もしかしたらこの本を「障がい」「車いす」といった枠組の中で捉えていらっしゃる方もいるかもしれません。しかしこの本は 「障がい」「車いす」といった枠組みを越え、人生の可能性や友情、といったとても普遍的かつ本質的なテーマを掘り下げています。

先日 ZENOBIAの原作者であるモーテン・デュアーと話す機会があり、ヴィアッジョ イタリアの原書も読んでもらいました。
モーテンからかえってきた言葉は「自分自身のために読む本だね」でした。
自分が最初に読んだ気持ちととても近い感想が聞けてとても嬉しくなりました。

そう、この本は 「誰かを元気にする」、だけではなく「自分も元気になる」旅の記録なのです。

ダイバーシティの先進国として名高いデンマークに住むモーテンさんからの言葉、是非お読みください。

そして ヴィアッジョ イタリアの日本語版実現化にどうかご協力ください。
皆さんとご一緒に、世界に埋もれている良書をもう一冊生み出すチャンスをいただけることを心からお願い申し上げます。
 


クラファンへのご参加及び、情報拡散にどうぞお力添えください!
 


ゼノビアの読者の皆さん、いつも私の本を応援してくださってありがとうございます。
今日はもう一冊、ZENOBIAの翻訳者である荒木美弥子さんがクラウドファンディングを募っている本を応援したいと思います。タイトルは 「ヴィアッジョ イタリア」です。

この原書を見て、とても嬉しい気持ちになりました。この本では、車いすで生活する二人の男がダイビング、ラフティング、パラグライダーといった、あらゆるエクストリーム・スポーツに挑戦する姿を追っています。それは可能性への追及であり、彼らの人生の本質を見つめるための限界のテストでもあるでしょう。

まるで何かの乗り物で爽快に走るような気分で、私はこの本を読みました。そしてこの二人の仲間になった気さえしてきたのです!皆さんも本の最後には、彼らがあなたの友人になったように感じるでしょう。

そして本は、これからの時代にますます重要になるであろうテーマ、「ダイバーシティーとインクルージョン」に焦点を当てています。社会の主流とは異なる生き方や経験を持つ人々を尊重すること。 戦争、気候変動、経済の先行きが不透明な今、人々は自分自身と身近な家族にだけ目を向けがちです。でも私たちはもっと大きな存在にならなければならないはずです。この本を読むと、人々が団結し、協力することで良いことが起こるのではないかと希望が湧いてきました。

様々な違いを持つ人々についての理解を広めるために、この本を応援していただけると嬉しいです。そして、その理解と同じくらい大切なのは、自分自身のためにこの本を応援することなのではないかと思います。

人生を精一杯生き、新しい経験を得るために、自分自身をも奮い立たせてくれる本を読むことができるのだから。



モーテン・デュアー

デンマークの児童文学作家。これまでに多数の児童書を執筆。
シリア難民の少女を描いたグラフィックノベル『ZENOBIA』は、世界19カ国で出版され2019年に日本でクラウドファンディングを通じて出版された。また、グリーンランドを舞台に描かれた『IVALU』は映画化、2023年のアカデミー 短編実写映画賞ノミネートされている。

2023/12/19 12:02