『色についての黒い本・仮』は、大人が見てもうっとりするほど美しい作りの本ですが、だからこそ、そこに添えられる言葉は、子どもにとって分かりやすくイメージが広がり、かつ大人が読んでも美しく響きのよい日本語でなくてはなりません。
今回、この本の翻訳を、スペイン語の児童文学翻訳の第一人者である宇野和美さんにお引き受けいただきました!
宇野和美さんは、スペイン語翻訳者として長く子どもの本の翻訳に携わり、20点以上の絵本翻訳の実績があります。スペイン語圏の絵本や子どもの本について、各地で講演活動もし、現在、JBBY(一般社団法人 日本国際児童図書評議会)の理事であり、ご自身もスペイン語の子どもの本専門書店「ミランフ洋書店」を経営しています。
昨年に翻訳出版された、『太陽と月の大地』(コンチャ・ロペス=ナルバエス作、松本里美 画、福音館書店)は、この夏の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にも選定されました。
『太陽と月の大地』
(コンチャ・ロペス=ナルバエス作、松本里美 画、福音館書店、2017)
その他の、翻訳作品。
『マルコとパパ』
(グスティ作・絵、偕成社、2018年)
『ちっちゃいさん』
(イソール作、講談社、2016年)
『ポインセチアはまほうの花』
(ジョアンヌ・オッペンハイム作、ファビアン・ネグリン絵、光村教育図書、2016年)
主な翻訳書だけでもこれだけの作品があります。
今後、宇野さんからも、この本の魅力について語っていただく予定です。
活動報告を、どうかお楽しみに!