この夏こそは台湾旅行へ…との願いもむなしく、さらに私自身も思いがけず7回目のビッグウェーブに乗ってしまい、隔離期間が過ぎた今も、味覚嗅覚が中途半端にしか機能していない状態です。相変わらずコロナに振り回されっぱなしの日々ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
先日、数年越しにリアルでお会いすることが叶った方から、「『書店本事』で「女書店」を知って、(コロナ禍直前の)台湾旅行の時に行ってきたんですよ」とのお話を聞き、帰宅後かなり久しぶりに『書店本事』を開くと、女書店を訪れた際に押したスタンプが目に飛び込んできました。「女性解放運動の聖火リレー」。スタンプを押した「女書店」で私が受け取ったバトンは『筆録 日常対話』として昨年実を結び、さらにこの夏動き始めた『おばあちゃんのガールフレンド』という新たなプロジェクトに私を導いてくれました。
『おばあちゃんのガールフレンド』は、台湾発にして台湾初となる、55歳から83歳まで17名の中高年レズビアンによるオーラルヒストリーをまとめたノンフィクション書籍です。タイトルから「どんな本だろう?」と興味をお持ちいただけましたら、ぜひプロジェクトサイトを訪ねてみてください。また8月19日の夜には、本書について発起人の橋本恭子先生(比較文学、台湾文学研究者、『私がホームレスだったころ』(白水社)翻訳ほか)によるオンラインイベントを開催しますので、ご都合が合いましたら、こちらもぜひ。
皆様のご参加をお待ちしております!
小島あつ子
【翻訳出版クラウドファンディング実施中!】
台湾発、中高年レズビアン17名の多彩な青春
『おばあちゃんのガールフレンド』を翻訳出版したい!