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アジアで書かれた文学をもっと世界へ届けたい!
フィリピン発の本格ミステリー小説
『Smaller and Smaller Circles(仮:迫る包囲網)』を翻訳出版したい!

先読み読書会開催しました

『Smaller and Smaller Circles(仮:迫る包囲網)』を原書でチョイ先読みしよう!と題して、ファシリテーターにライター・書評家の杉江松恋さんをお迎えして、読書会を開催しました。

大雪の影響も残り、足元悪い&寒い、そして会場がわかりにくい、という残念なコンディションでしたが時間通りのスタート。
まずはそれぞれ自己紹介をしてアイスブレイク(この時点では主催者も参加者もまだまだ緊張感漂っています。)

続いて、本の感想をそれぞれシェアしながら自由に発言していきます。
物語の導入部分1章だけの短い部分を手掛かりに、様々なことを読み解いていきます。

そもそも神父が殺人事件の捜査をするってどういうことなんだろう?(警察は?)」
という杉江さんのコメントから、フィリピンの社会状況(公務員の腐敗や宗教とのかかわり)にまで話が及び、
「ヨーロッパの警察ものの雰囲気を感じる」
「2人の神父の掛け合いがいい、キャラクター造形が面白い」
「脇筋のエピソードが出てきて(2章頭)どう本筋と絡んでいくのか楽しみ」
など、たくさんミステリーを読んでいる方ならではのコメントも。


しっかりと練られた構成、登場人物の造形の面白さといったミステリーとしての魅力と、
フィリピン社会の今がビビッドに書かれているという、2つの魅力が浮き彫りになってきました。
話が進めが進むほど「読みたい」気持ちが大きくなっていきます。


「北欧の警察小説やフロストが好きな人にはオススメ」「最近話題になった「13・67」の読者にもよいのでは」など、ミステリーや東南アジア文学の現状についての話から『Smaller and Smaller Circles』のPR会議の様相に。

話は尽きなかったのですが終了時間となりましたのでおひらきに。続きは無事プロジェクトを達成して出版記念イベントで!
残り10日間!達成率40%!どうぞお力添え宜しくお願致します。
 

みなさん真剣で怖い顔をしているようですが、実際はもっと和やかです

2018/01/25 18:07