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母子感染症を防ぐため、実話を元にしたストーリーを翻訳出版したい!
障害を持って生まれ16歳で亡くなった少女と愛犬の物語

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おかげさまでプロジェクト達成し、期限がきましたので募集を終了しました。みなさまからのご支援心より感謝申し上げます。

書籍は2017年1月に刊行し、すべてのプロジェクトを終了しました。

現在はサウザンブックスのサイト、amazon、全国の書店でご購入いただけます。

活動報告のページもでプロジェクトや制作の過程もぜひご覧ください。

 

Special Thanks

平鹿総合病院産婦人科 小原 幹隆、小梅、三重大学医学部産科婦人科学教室・トーチの会協力会員 鳥谷部 邦明、認定NPO法人フローレンス

 

このプロジェクトは日本ではまだまだ知られていないサイトメガロウイルス(CMV)などによる母子感染症についての認知度を高めることで、その予防の一助となるためのプロジェクトです。CMVによる障害を持って生まれた米国人の少女と仲良しの犬をめぐる、実話に基づいた物語『Anything But a Dog!(少女と犬のライリー 仮)』の翻訳出版を目指します。

 

■ 試し読みはこちら→【vol.1】 【vol.2】

 

 

知っているだけで予防できるかもしれない、母子感染症のことを知っていますか?

 

  • 先天性トキソプラズマ症やサイトメガロウイルス感染症の患者数は増えている
  • これらの危険ついては妊婦さんや周囲の人たちにまだまだ知られていない

 

知っていますか? トキソプラズマは家畜の肉や、感染したばかりのネコ、土のなかにいるごく普通の原虫で、ネコの糞尿や、生ハムなどの生肉を食べることから感染することがあります。

 

知っていますか? サイトメガロウイルス(CMV)は世界中のあらゆるところに存在し、子どもの唾液や尿、性行為などから感染することがあります

 

医療関係者をはじめ、妊婦さんや、その周囲の人たちにこうした知識があるだけで、予防できる可能性がぐっと高くなります。

 

ひとりでも多くの方に、母子感染症について知ってもらいたい!

そこで、このプロジェクトがスタートしました。

 

トーチの会」(先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会)は、米国のCMV感染症患者のお母さんが書いた実話に基づいた物語『Anything But a Dog!(少女と犬のライリー 仮)』を翻訳出版することで、日本での母子感染症の啓発を目指します。

 

 

渡邊 智美さん (「トーチの会」代表)からの挨拶

医療関係者でさえも誤解していますが、サイトメガロウイルス(CMV)などによる母子感染症は決して珍しい病気ではありません。私たちの誰もが、または我が子が、そうである可能性があったということを、この「普通のお母さんが綴った、決して特別ではない日常の物語」を通して知って欲しいのです。そして、その病気と悲しい結末は、知識で防げたかもしれないという事実に気づいて欲しいのです。啓発のために出版するとはいえ、『Anything But a Dog!』は、医学書とか実用書ではなく子どもからお年寄りまで誰でも読める「実話の物語」です。

 

出版するためには、あらかじめ9月末までに1000冊分の予約を取る必要があります。プロジェクトが成立してから印刷、製本をしていくので、本が手元に届くのは秋以降となります。日本版の『Anything But a Dog!』には、「トーチの会」顧問である長崎大学小児科教授の森内浩幸先生に書いていただいたサイトメガロウイルスの解説も入ります。

 

病院やクリニックの待合室に! 母子感染の副読本に! 図書館に! 犬好きの方にも楽しんでいただける感動物語です! ぜひ、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

※※「トーチの会」のウェブサイトには、先天性トキソプラズマやサイトメガウイルス感染症(CMV)に関する情報のほか、患者家族の体験談が掲載されています。「なぜ自分が? 知っていたらできることもあったのに……」という後悔、他のだれにも同じような経験をして欲しくないという思いをぜひ知ってください。

 


推薦者:渡邊 智美 「トーチの会」代表

先天性トキソプラズマ&サイトメガウイルス感染症患者の会(トーチの会)代表。2011年春に先天性トキソプラズマ症の娘を出産したことをきっかけに、トーチの会を設立。

日本ではあまり認識されていない母子感染症に関する知識を、少しずつでいいから世の中に広めていき、悲しい思いをする母子を減らしたいという思いで、妊婦健診におけるトキソプラズマ抗体検査・サイトメガロウイルス抗体検査の必須化や全妊婦への注意喚起、ワクチンや治療薬の国内認可などをもとめて活動中。

■渡邊さんの体験談は→こちら

 

Anything But a Dog!(少女と犬のライリー 仮)』について

 

ある母親と、二人の姉妹、そして一匹のペットによる、ユーモラスで感動的なストーリー。

 

姉のジャッキーはペットに犬が欲しいと母親のリサにおねだりするが、リサはそれを許してくれない。というのも、先天性サイトメガロウイルス感染症の妹・エリザベスにとって、犬はうるさすぎるのではないかと心配だからだ。

 

しかしながら、物語には、肉食のハムスター、攻撃的な猫、殺人アリ、とても臭いうさぎ……と、まるで無秩序なペットたちが次々と現れて、一家は奮闘しつつ進んでいくことになる。

 

そして、ある日リサはふと思う。

 

「物事は自分が思うようには決して動くことはない」

 

もし神様が私たちのもとに犬を連れてきてくれたら――。

そのときこそ、私たちは犬を飼うことができるということなんじゃないか――。

 

そしてある日、思いもよらないことに、震えたすっかり汚い子犬が家の扉の前に姿を現すのである。さて、この犬は本当に神様からの贈り物なのだろうか……。

 

 

著者:リサ・サンダース

バージニア州出身 コーネル大学卒 先天性サイトメガロウイルス財団代表

1989年、夫の勤務先であったメリーランド州で生まれた次女エリザベスはCMVが原因の小頭症で重度の障害児だった。活発な長女ジャッキーと、話すことも一人で座ることもできないエリザベスを育てつつ、著作者としての才能を開花させていった。

エリザベスを16歳で失ってからCMV予防啓蒙活動を続けている。代表を務める先天性サイトメガロウイルス財団は妊娠中の初めての感染を知るための母体検査、新生児の検査、ワクチン開発に向けて一般の意識を高めることを目的としている。2015年にはコネチカット州がアメリカ合衆国で他州に先駆けて先天性サイトメガロウイルス感染症予防法を制定するにあたり大きな貢献をした。

本書を含め『Ride a Horse, Not an Elevator』や『Ever True: A Union Private and His Wife』『Lisa's Guide for Writers: How to get published & self-published』など、10冊以上の著作がある。現在は夫の転勤先コネチカット州の古い港町ミスティックでミスティック海事博物館の非常勤講師、ニューロンドンコミュニティカレッジ生涯教育センターの講師、ローカルテレビ局のトーク番組ホステスをつとめる。夫ジムと愛犬ドリトルと暮らしている。全米マーケティング及び広報評議会2010年金賞受賞。

http://www.authorlisasaunders.com/

 

 

東京新聞(7月22日)に記事が掲載されました。

新生児に障がい「トーチ症候群」 母子感染防ぐ知の灯火を

 

サウザンブックス(Thousands of Books)とは

 

このプロジェクトの編集制作を担当するサウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、心に響く1冊を翻訳出版する出版サービス。

実績のある編集制作チームが、独自の視点で厳選したタイトルや、みなさまから推薦いただいたタイトルから、英語をはじめとするメジャーな言語諸国の本のみならず、面白い本、ほんとうに求められている本を出版する活動をしています。

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