小林範之の新刊「存在の声に耳を澄ます」の発行支援プロジェクト
『正解』を探し疲れたあなたへ。組織の檻から、すべてのビジネスパーソンを解放する一冊を届けたい。
「あなたのWill(やりたいこと)は何ですか?」
「この目標を達成するために、何をすべきですか?」
組織の中で、私たちは常に明確な「答え」を求められます。
客観的な指標、論理的な正しさ、そして目に見える成果。それらが評価される世界で、私たちはいつしか、言葉にならない感覚や、答えの出ない不安を心の奥に押し殺すようになりました。
はじめまして、小林 範之と申します。
私自身、長年組織開発の世界に身を置き、多くのビジネスパーソンが抱える息苦しさを目の当たりにしてきました。誰もが「正解」を探し、自分を枠にはめようと必死になっている。その姿は、かつての自分とも重なりました。
この本は、そんな現代社会で生きづらさを感じるすべての人に贈る、いわば「解放の書」です。
本書の核となるのは「ネガティブ・ケイパビリティ」という考え方です。
それは、「答えの出ない不確実な状態に、耐え、留まる力」。
私たちは、すぐに答えを出すこと、白黒つけることを求められがちです。しかし、本当に大切な声は、その先にあるのかもしれません。
風水やチャネリング、集合的無意識といった、一見ビジネスとはかけ離れた世界にもヒントを求めながら、私がたどり着いたのは「存在の声を聞く」という生き方でした。
それは、自分自身の声、他者の声、チームや組織という「場」の声、そして、石ころや植物、さらには目に見えない存在が発する声なき声にまで、静かに耳を澄ますことです。
この本は、特定のスキルを教えるHow to本ではありません。
自己啓発本のように、あなたを型にはめるものでもありません。
あなたを、そして私たちを縛る「こうあるべき」という見えない檻から解放し、あなただけの自然な生き方を取り戻すための、思索の旅への招待状です。
【このプロジェクトで実現したいこと】
今回のクラウドファンディングでは、本書の出版費用をご支援いただくとともに、この本の世界をより深く体験できる場を創りたいと考えています。
著者やゲストとの対談イベント: 組織論の専門家や、多様な分野で活躍する方々を招き、「存在の声を聞く」とはどういうことか、共に探求するオンラインイベントを開催します。
読書会やワークショップ: 本を読んで感じたことを分かち合い、日常に活かすためのヒントを見つける場を作ります。
この本が、ただ読まれるだけでなく、あなたを解放する「体験」となることを目指しています。
【最後に】
もしあなたが今、何かに悩み、息苦しさを感じているのなら、この本はきっとあなたの力になれると信じています。
このプロジェクトを、そしてこの本を、本当に必要としている人に届けるため、どうかあなたの力を貸してください。
ご支援、そして応援を、心よりお待ちしております。
小林範之(こばやし・のりゆき)
1972年生まれ。関西学院大学文学部史学科卒業。組織開発コンサルタント。400社以上の組織環境改善プロジェクトに携わる。2019年、ティール組織関連の翻訳プロジェクトに参加。元一般社団法人自然経営研究会理事。「組織をアップデートする対話会」主宰。「労働の対価でない賃金制度」研究会メンバー。
存在の声に耳を澄ます
──生成の源に導かれる
「ネガティブ・ケイパビリティ」
小林範之・著
目次
■序章
【概論編】
第1章 ネガティブ・ケイパビリティの原型——キーツの世界観を紐解く
1.1 キーツの手紙
1.2 「耐える」の起源
第2章 アーティストの霊性
第3章 「声なき声を聴く力」——ティール組織とネガティブ・ケイパビリティ
3.1 エボリューショナリー・パーパス
3.2 インテグリティ
3.3 パーパスの声を聴く
第4章 聖性と生成——古代におけるガイアとの交信
4.1 巨石文化と聖なるコミュニケーション
4.2 「やまと」考
4.3 遠の神殿に神の声を聴く
第5章 「無」と「神」と
5.1 超越的存在 Ⅰ フランクルの汎神論4
5.2 超越的存在 Ⅱ スピノザの汎神論
5.3 世に出たがっているもの I 「意味」に自らの人生を投影させる生き方
5.4 世に出たがっているもの Ⅱ 自然(じねん)のちから
第6章 「明け渡し」について
6.1 「明け渡し」の実践
6.2 「明け渡し」に不安はつきもの
第7章 「有」の思想
7.1 願望と好奇心
7.2 「意志」について
第8章 「弱さの力」とBeingのリーダーシップ
第9章 統合されない矛盾——非統合の組織論
9.1 「対話」は一つの手段
9.2 緊張処理における「多重構造型」とは
9.3 「多重構造型」の実際
第10章 統合に向かう矛盾——分断と統合の弁証法
10.1 「大きな自己」と「小さな自己」
10.2 「ゴースト」の存在と全体性
10.3 <我>と<汝>
10.4 コトバと沈黙
【実践編】
第11章 ケイパビリティの育て方
11.1 コンフリクト・マネジメント
11.2 世界の川床
第12章 ネガティブ・ケイパビリティが周囲に与える影響
12.1 感じのいい人
12.2 疑われる透明さ
12.3 「心地よさ」と「思いやり」
●書籍仕様
新書判
定価・ 未定
発行・参加型社会学会
発売・株式会社メタ・ブレーン
発行予定・2026年1月
原稿を読まれた方の声(イニシャルのみの敬称略とさせていただいています)