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ギリシャのブルースとも呼ばれる「レベティコ」の世界を、
女たちが語り直す。
傑作バンド・デシネ『レベティッサ』を翻訳出版したい!

『レベティッサ』の一部翻訳をお届けします!

皆さん、こんにちは! 『レベティッサ』翻訳出版クラウドファンディング発起人の原正人です。

早いもので、7月3日(金)にこのクラファンが始まってから45日以上が経過しました。クラファンの期間は90日間なので、折り返し地点を過ぎたことになります。残すは40日ちょっと。クラファン成立目指して、ここからいよいよ盛り上げていきたいと思います!

ということで、遅ればせながら、『レベティッサ』の一部を仮に翻訳してみました。セリフを日本語にすると、作品のイメージが沸きやすいのではないかと思います。『レベティッサ』の世界の一端をお楽しみください!

※あくまで仮の翻訳なので、将来日本語版が成立した場合、最終的な仕上がりは若干違った形になっている可能性があります。


物語は『レベティコ―雑草の歌』にも登場した女性歌手のベバが、朝帰りをして、住み込みで働いているカフェに帰ってくる場面から始まります。カフェの店主はカティナという女性で、そこでもまた、レベティコの演奏が行われています。その店を拠点にしているのは、トルコのスミルナ(現在のイズミル)から難民してきたスミルネイコ(スミルナ派)として知られる音楽家たちで、ベバと彼女の妹分のマリカが彼らの伴奏に合わせて歌を歌っています。レベティコに対する当局の締め付けは、カティナのカフェにまで及びつつありました。一同はトルコ由来の楽器を捨てた上で演目を変えるか、それとも演奏を諦め音楽から足を洗うか、二者択一を迫られます。

 

協議の結果、スミルネイコの音楽家たちは、自分たちのルーツを裏切り、アイデンティティを捨てるくらいなら、演奏をやめるという決断をくだします。彼らはカティナの店で最後にもう一度だけ演奏を行います。

 

 

馴染みの楽団を失ったカティナは、店を存続させるために新たな音楽家を探さなければなりません。彼女が白羽の矢を立てたのは、既にベバとセッションをしたことがあるマルコスたちのグループでした。一同はカティナの依頼を引き受け、実際に演奏を行い、大成功を収めます。

 

マルコスのグループを引き抜いたベバは、マルコスと男女の関係になりますが、彼の不誠実で煮え切らない態度に不安を抱かざるをえません。

 

一方、ベバの妹分で、若く野心的な歌手マリカは、自分が置かれている現状にまったく満足できず、焦燥感に駆られています。彼女はさらなる成功を夢見て、女だてらにスタヴロスからブズーキを習い始めます。

 

スタヴロスのレッスンが功を奏し、マリカは驚くべき才能を発揮し始めます。スタヴロスはマリカをグループに入れるよう、マルコスに推薦しますが、マルコスはあまり乗り気ではありません。マリカはマルコスとふたりっきりで会う機会を作り、説得を試みますが、その逢瀬は思ってもみなかった結果を招くことになります。

 

戦争前夜の閉塞的な時代、当局の検閲が強まるなか、レベティコに関わる音楽家たちや彼ら彼女らを支える人たちがどのような運命を辿るのか、続きはぜひ日本語版でお楽しみにいただければと思います! 

 

もちろん日本語版を実現するためにはクラウドファンディングが成立しなければなりません。サウザンコミックスのクラファンはAll or Nothing方式なので、目標金額に到達しないと残念ながら翻訳を出版することはできません。『レベティッサ』の日本語版を実現するために、ご支援・応援どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

2026/08/19 17:26