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舞台は昭和11年の台中市。
ひっそりと咲く少女たちの恋
台湾発の百合漫画『綺譚花物語』を翻訳出版したい!

台湾映画同好会の小島あつ子さんより、応援メッセージが届きました。

黒木さんと知り合って、かれこれ6年が経つ。最初に会ったのは、東京・虎ノ門の台湾文化センターがオープンしたばかりのことでヤン・ヤーチェ監督の『Orzボーイズ』を見に行った時のことだった。終了後にひょんなことから名刺をいただいた。「近々、クリエーターExpoにブースを出す」というので、後日、東京ビッグサイトに出かけて行き、オススメの台湾BL書籍やなんかを色々と見せていただいた。ただひたすら、すべての作品に対してやたら熱っぽかったのが印象的だった。

 

その後、台湾映画『太陽の子(太陽的孩子)』の日本上映のサポートをした際に、偶然にも黒木さんとご一緒させていただいた。彼女は自分から手を挙げて、字幕の翻訳に挑んでいた。完成した後もずっと、訳にこだわり続けていたのを覚えている。その後も台湾関連の映画や文学系のイベントに行けば、たいてい黒木さんもそこに来ていたし、そのうち、少しずつ話しをするようになって、随分長い時間をかけてじりじりと距離を詰めていった気がする。

 

私自身が発起人となって、サウザンブックスからクラウドファンディング出版した『書店本事 台湾初店主43のストーリー』では、とうとう黒木さんが「翻訳したい」と手を挙げてくださった。気になった/気に入った作品に対しては手間ひまを惜しまない。作品の周辺事情に至るまで、納得するまで調べ上げる。そして、それをきちんと言語化してかみくだくのが、黒木さんのルーチンなのだと私は思っている。彼女の真摯な姿に「黒木さんでよかった」と感謝しかなかったし、『書店本事』にとっても幸せなことだと思った。

 

そんな黒木さんが見初めた作品だ。

クラファンの紹介文から、皆さんもすでに彼女の熱気をひしひしと感じていらっしゃるだろう。

 

先日、サウザンブックスで原書を見せてもらった。第一印象は、雰囲気の良い本、だった。イラストのタッチが個人的に好みだった。この漫画が黒木さんによる訳でどんな化学変化を起こすのか、今から楽しみだ。そう、私のなかではすでにクラファンは成立することが前提となっている。とにかく読みたいのだ、彼女の訳で。それにクラファン特典ガイドブックはたぶん、すごく濃い内容になるはず。「はず」じゃなくて「なる」と言い切っておこう!

 

小島あつ子(こじまあつこ)

隣国台湾への興味と台湾映画好きが高じて、日本未配給の台湾映画の自主上映グループ「台湾映画同好会」を立ち上げる。台湾映画同好会代表。訳書に『書店本事 台湾独立書店43のストーリー』(共訳)、『筆録 日常対話 私と同性を愛する母と』(サウザンブックス社)。配給作品『日常対話』が現在全国順次公開中。

 

 

2021/09/15 11:57