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妊婦さんは生ハムや乳幼児の食べ残しを食べてはダメ。
正しい知識をみんなに知って欲しい。
母子感染症の啓発絵本をつくりたい!

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このプロジェクトは、世界の面白い本、本当に必要とされている本を翻訳出版するサウザンブックスの翻訳出版プロジェクトです。

おかげさまでプロジェクト達成し、期限がきましたので募集を終了しました。みなさまからのご支援心より感謝申し上げます。
『もふもふライリーとちいさなエリザベス』 は、サウザンブックスのECショップ、全国の書店、ネット書店で販売中。

書名:もふもふライリーとちいさなエリザベス
文:ナカイサヤカ
絵:うよ高山
原作:リサ・ソーンダース
発行年:2021年11月
仕様:上製本/A4変形版/32ページ
ジャンル:絵本
ISBN:978-4-909125-32-3

活動報告のページでも本の制作の様子をお知らせしますので、合わせてごらんください。

 


✴︎このプロジェクトでは、サイトメガロウイルス等による母子感染症についての物語を描いた書籍
『エリザベスと奇跡の犬ライリー』の絵本化を目指します。


✴︎クラウドファンディング期間中は先行予約特典が多数ございます。
✴︎おかげさまで目標金額に達し、本の制作は決定いたしました。

 

セカンドゴール(130%)達成で

紙書籍版1冊以上お申し込みの方全員に

Uyo Takayamaさんのイラスト入りグッズプレゼント!!

 

✴︎発行予定時期:2021年秋以降

※クラウドファンディングの参加方法について

※ヘルプ・よくあるご質問

 


知るためのはじめの一歩
エリザベスとライリーの物語を手に取りやすい絵本に
発起人:渡邊 智美(トーチの会 代表)より


書籍『エリザベスと奇跡の犬ライリー』を刊行した当時は、トキソプラズマもサイトメガロウイルスも知名度はかなり低く、それどころか一般の人には「母子感染症」というもの自体、あまり意識されたものではありませんでした。あれから4年近く経ちましたが、トキソプラズマもサイトメガロウイルスも名前だけなら、ある程度の周知は進んだように思えます。

それもこれも研究班の先生方が地道に研究成果を挙げてくださっている事実があるからです。しかしせっかく素晴らしい成果があっても、以前ならその情報は専門家しか知らないままでした。私たち患者会トーチの会は、これをもったいないことだと考え、専門家たちが持っている情報を、一般の方にもわかりやすいように、親しみやすく噛み砕いた方法で、届けてきました。

トーチの会が作成したホームページや母子感染予防啓発パンフレット、前回出版した本は皆、そのためのツールです。ある程度の効果を発揮し、私たちが訴える母子感染予防啓発の必要性に理解を示してくれる人や団体が出てきました。

まだ国主導ではありませんが、各自治体や各産院の判断で、妊婦向けに私たちの母子感染予防啓発パンフレットを配布したり、両親学級で触れたりしてくれることが増えました。妊婦向けの情報誌や一般のニュースとしてもとりあげられる様子も前より見られます。

ですが、まだ足りません。私たちが目指すのは、誰もが常識として母子感染予防の知識を持つことです。タバコやアルコールが胎児に悪影響を及ぼすことは日本人なら誰もが知る常識です。誰も妊婦にタバコや酒を勧めたりはしません。 それと同レベルに持っていくためには、妊娠する前から、結婚も妊娠も意識しないような、もっと若い時から知る必要があると思います。理想は学校で健康教育のひとつとして取り入れることですが、今は他にもたくさん教育課題がある中で、カリキュラムを動かすのは難しいことです。

だったらせめて、興味の種だけでも蒔けたら良いなと考えました。知るためのはじめの一歩を、気軽に手に取れる形で作りたいと思ったのです。それには何百ページもある本では敷居が高いので、前回の本より手軽で、さらにもっとわかりやすく、どんな人でも興味を持てるような表現が必要です。

そこで絵本はどうか、となりました。
おしゃれなアートブックとして眺めるために…、動物好きな方がかわいいなとつい手に取ってみたり…、時間潰しに小さいお子さんに読むために…、どんな形でも歓迎します。なんとなく手に取って、なんとなく読んでみて、この登場人物たちはどうしてこんなふうになったのかなと少しで良いので「考える」人を増やしたいのです。その小さな体験が、他の情報に出合った時に繋がって、しっかり心と頭に刻み込まれるようになれば良いなと思います。

そんなわけで、情報を押し付けてくることのない、心に直接響くような、ビジュアルにもこだわった、おしゃれでかわいい素敵な絵本を作る予定です。どうか、知るきっかけの種を蒔くために、皆さんにご協力いただければ幸いです。


渡邊 智美 「トーチの会」代表
先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」代表。歯科医師。2011年春に先天性トキソプラズマ症の娘を出産したことをきっかけに、トーチの会を設立。 母子感染症の中でも、特に日本では認識されていないトキソプラズマやサイトメガロウイルスに関する知識を、少しずつでいいから世の中に広めていき、悲しい思いをする親子を減らしたいという思いで、妊婦健診におけるトキソプラズマ抗体検査・サイトメガロウイルス抗体検査の必須化や全妊婦への注意喚起、ワクチンや治療薬の国内認可などをもとめて活動中。

トーチの会HP


写真右:プロジェクト発起人でトーチの会代表の渡邊 智美
写真左:書籍『エリザベスと奇跡の犬ライリー』翻訳者ナカイサヤカ
 


絵本化をする書籍『エリザベスと奇跡の犬ライリー』について

知識があれば、悲しい結末も病気も防げたのかもしれない……。
先天性サイトメガロウイルス感染症の少女と愛犬との実話を元にした、
ユーモラスで感動的なストーリー。



書名:エリザベスと奇跡の犬ライリー
著者:リサ・ソーンダース
解説:森内浩幸、宋美玄
訳:ナカイサヤカ
刊行:2017年1月
発行・発売:サウザンブックス社
ISBN:978-4-908841-00-2

書籍の詳細はこちら

試し読みできます

あるひとりの母親と、二人の姉妹、そして一匹のペットによる、ユーモラスで感動的なストーリー。
姉のジャッキーは、ペットに犬が欲しいと母のリサにおねだりするも、リサはそれを許してくれない。というのも、先天性サイトメガロウイルス感染症の妹、エリザベスにとって、犬はうるさすぎるのではないかという心配からだ。
しかしながら、物語は、肉食のハムスター、攻撃的な猫、殺人アリ、とても臭いうさぎ、まるで無秩序なペットたちが次々と現れ、この一家が奮闘しつつ進んでいく。

そして、ある日リサはふと思う。
物事は自分が思うようには決して動くことはないー。

もし神様が私たちのもとに犬を連れてきてくれたらー。
そのときこそ、私たちは犬を飼うことができるということなんじゃないかー。
そしてある日、思いも寄らないことに、
震えたすっかり汚い子犬が彼らの家の扉のところに姿を現すのである。
さて、この犬は本当に神様からの贈り物なのだろうか・・・。


著者:Lisa Saunders(リサ・ソーンダース)
バージニア州出身 コーネル大学卒 先天性サイトメガロウイルスウイルス財団代表
1989年、夫の勤務先であったメリーランド州で生まれた次女エリザベスはCMVが原因の小頭症で重度の障害児だった。活発な長女ジャッキーと、話すことも一人で座ることもできないエリザベスを育てつつ、著作者としての才能を開花させていった。
エリザベスを16歳で失ってからCMV予防啓蒙活動を続けている。代表を務める先天性サイトメガロウイルスウイルス財団は妊娠中の初めての感染を知るための母体検査、新生児の検査、ワクチン開発に向けて一般の意識を高めることを目的としている。2015年にはコネチカット州がアメリカ合衆国で他州に先駆けて先天性サイトメガロウイルス感染症予防法を制定するにあたり大きな貢献をした。本書を含め『Ride a Horse, Not an Elevator』や『 Ever True: A Union Private and His Wife』『Lisa's Guide for Writers: How to get published & self-published』 など10冊以上の著作がある。現在は夫の転勤先コネチカット州の古い港町ミスティックでミスティック海事博物館の非常勤講師、ニューロンドンコミュニティカレッジ生涯教育センターの講師、ローカルテレビ局のトーク番組ホステスをつとめる。夫ジムと愛犬ドリトルと暮らしている。全米マーケティング及び広報評議会2010年金賞受賞。http://www.authorlisasaunders.com/
 


今回制作する絵本について

イラストは、絵本作家・イラストレーターとそして活躍するUyo Takayamaさんが手がけ、
テキストは、書籍『エリザベスと奇跡の犬ライリー』の翻訳者のナカイサヤカさんが担当します。








Uyo Takayama

バンタンデザイン研究所卒業、パレットクラブスクール修了。ファッションデザイナー、Gデザイナーを経て、イラストレーターへ。2013年度朝日広告賞準部門賞。著書に絵本『My name is Luck ぼくのともだち』。広告等のイラストレーションの傍らオリジナル絵本も制作中です。出来るだけ長く親しんで頂けるようなものを作っていけたらと思っております。
https://uyo.jp/



ナカイサヤカ
1959年生まれ、慶應大学大学院修了。翻訳者。主な訳書に 『超能力を科学にした男-J.B.ラインの挑戦』(紀伊國屋書店)『エリザベスと奇跡の犬ライリー』 (サウザンブックス社) 『さらば健康食神話: フードファディズムの罠 』(地人書館)などがある。

 


サウザンブックスと支援金の使途について

サウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、読者の心に響く1冊をクラウドファンディングを活用して翻訳出版しています。クラウドファンディングを活用する理由の1つには、翻訳出版には、原書の版権取得費用や出版エージェント手数料などが必要で、日本語の本を出版するよりも制作費がかかり、そのため、売れ筋のタイトル以外は発行しにくいという状況があるためです。このプロジェクトの支援金については、「版権購入費」「出版エージェント費用」「翻訳費」「編集・デザイン・DTP費」「印刷・製本費」「発送・流通費」など、本の制作からお届けにかかる費用に使用させていただきます。

また、このプロジェクトは、企業・団体のみなさまからも参加いただく予定です。それを考慮した上での目標金額や支援コースの価格設定となっております。

http://thousandsofbooks.jp

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