こんにちは。発起人の小島あつ子です。 自粛だ、GOTOだ、…そして二度目の緊急事態宣言が発出されてしまった東京で、粛々と『同性愛母と私の記録・仮(我和我的T媽媽)』の翻訳を進めながら年末年始を過ごしました。
翻訳の合間には、録画していた台湾ドラマを見ています。 ひとつは漫画が原作の『いつでも君を待っている(原題:用九柑仔店)』。これはちょうど2019年に台北書店巡りツアーをしたときに現地で放映されていたのをホテルの部屋で見ていて、続きがとても気になっていた作品でした。もうひとつは『おんなの幸せマニュアル(原題:俗女養成記)』。こちらは奇しくも同じく台北の女書店で店主さんがすすめてくれたうちの1冊、エッセイ本『俗女養成記』をドラマ化した作品です。
二つのドラマに共通するのは、主な舞台が台湾南部でローカル色が濃いことと、過去(60年代~90年代)を回想しつつ現在の物語が進行するスタイルだということでしょうか。時代背景も、ローカル色の濃さも『同性愛母と私の記録・仮』に一致するので、重ね合わせて楽しんでいます。特に『おんなの幸せマニュアル』は、女性にまつわる悲喜こもごもがコミカルに描かれていて、見れば見るほど奥が深い。きちんと大人向けに作られており、『同性愛母と私の記録・仮(我和我的T媽媽)』にも共通する部分が多いので、ご支援くださったみなさまにおススメしたい作品です。原作エッセイ、翻訳出版されないかな?
『同性愛母と私の記録・仮(我和我的T媽媽)』はもうしばらく翻訳作業が続きます。 引き続き、出来上がりを楽しみにお待ちいただければ幸いです。