こんにちは。発起人の小島あつ子です。
沢山の方の支持を得て、『我和我的T媽媽』は『同性愛母と私の記録・仮』として出版できることになりました。あらゆる観点から今回のプロジェクトに関心をお寄せくださり、様々な形でご支援くださった皆さま、そして苦しい時期もSNS等でずっと伴走し、励ましてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
元となっている映画がとても良かったから、見に行った劇場の熱気が忘れられなかったから監督による著書を「日本語で出版したい」という、台湾映画ファンとしてのごく単純な動機から始まった今回の活動。クラウドファンディングを通して、作品の内包する様々な要素に改めて触れ、それをどうやってお伝えしていこうかと考える中で、これまで見えていなかった様々なことに気付かされ、もうちょっといろんなことにアンテナを張ってみようと思えるようになった、貴重な90日間でもありました。このような機会をいただけたことに、改めて感謝申し上げます。
クラウドファンディングの成立が確定した後、著者のホアン・フイチェンさんにLINEでクラファン成立しました!と報告したところ、「夢のようです!」と大変喜んでいらっしゃいました。最終日のラストスパートは本当に「夢のよう」で、寝て起きたらもう一度11月16日が始まるんじゃないかと、クラウドファンディンの終結を見届けた後、ちょっと怯えながら眠りについたのでした。諦めなければ奇跡は起きる――成立の瞬間に感じた、怪しげな啓発本が1冊書けてしまいそうなほどのインパクトと、ネット越しのはずなのにリアルライブのような熱気と一体感は、一生の思い出と、次何かを踏み出す際の原動力になりそうです。
さて、皆さまのおかげでクラウドファンディングが大団円を迎えることができたので、私の頭の中もすっかり「終わった、終わった」と、回路が何やら誤作動しておりますが、本作りはこれからが本番です。ホアン・フイチェンさんが作品に込めた思いを、皆さまにきちんとお届けできるよう、プロジェクトメンバー一同邁進してまいります。
ご支援くださいまして、本当にありがとうございました!