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自閉症スペクトラム障害の男の子の自立の物語
『Kids Like Us(僕らのような子どもたち・仮)』を翻訳出版したい!

今月初め(7/3)より、全国の書店にて販売が開始されました!

『キッズライクアス』は今月初め(7/3)より、いよいよ全国書店にて販売が開始されました!クラウドファンディングで先にご購入くださった皆様の「これは…、めちゃくちゃイイ!」という発信のおかげもありまして、一般販売も好調な滑り出しとなりました。書店によっては、複数箇所に平積み展示してくださっていたり、夏の読書フェアの開催と陳列も予定してくださっているそうです。また、全国の図書館からもたくさんのご注文を頂いております。私が思ったとおり、いや、思っていた以上の反響、とても嬉しく思います。

ここで、クラウドファンディングおよび一般販売にてご購入くださった皆様から頂いた、貴重な本の感想を一部だけですが紹介させていただきたいと思います。

 


この物語に出会えて良かった。
家族にも読ませたいな。(twitterより)


余韻が凄い
かと言って嫌な気持ちを引きずるわけじゃない
なぜ涙が込み上げたか理由も何に対してかもよくわかっていないけもそれもまた良しと思える作品(twitterより


先日届いた『キッズライクアス』、周囲となかなかコミュニケーションがとれず、理解してもらいづらかった学生時代を思い出して辛いときもあるけど、今の若者は支援が進んでてよかったなあとすくわれる所もある。そしてきっと、『失われた時を求めて』を読んでたらもっと面白いのだろうな。(twitterより)

「キッズライクアス」さっそく読んだ。いつも感想はすぐにうまく言葉にならなくてもどかしいのだけど、とにかく、とても引き込まれる物語だった。これを手元に所有して、またいつでも読み返すことができるというのは喜びだと思う。(twitterより)

「キッズライクアス」一気に読んでしまいました。清新な文体で綴られた自閉症スペクトラム障害の青年の物語。自他の区別は?普通とは?目が開かれるような体験。(個人さま ブログより)

「まだ7月が始まったばかりだが、下半期1番の読書になるかもしれない。ページを開く前のそんな予感は、間もなく確信に変わろうとしている」(書店さま ブログより)

瑞々しい感覚。それがとっても美しくて、ずっと涙が出そうでした。でも泣かなかった。と思ったら訳者あとがきで一気に泣いてしまいました。読みながらなんとなく感じていたことをきっちり言葉にしてもらったような気持ちで、「ああそうそう!」って涙が溢れるという。(個人さま ブログより)

数年前からずっしりした本を読むのがしんどくなり(精神的にも視力的にも)、かといってあまりにカルい本はつまらなくて、『ワンダー』などのヤングアダルトが心地よくなってきました。この物語(というか文章)、素晴らしかったです。読んでいる間、完全に主人公たちの世界に入り込みました。英語が母語の登場人物たちがフランスで過ごす数週間という設定もあって、自分も外国の地にいるような、異国で夏休みを過ごしているような気分になりました。自閉症という主人公の内面を一緒に体験できる、活字は映画よりももっとずっと、人間の心理を内側から理解できるツールなんだなあとあらためて思いました。(Amazon レビューより)

紹介文にもある通り主人公マーティンは自閉症スペクトラムを持つアメリカの支援級(に相当する学校)に通う高校生の男の子なのですが、お母さんの仕事に付いてフランスの普通級に夏の間だけ通います。そしてそこで繰り広げられる青春群像が、フランスの美しい景色の描写と共に描かれます。全編を通して主人公の心の動きが精緻に描写されているのですが、私が(そしておそらく多くの人が)持っている「発達障害の青少年」のイメージに対して、新たな視点・眼差しを与えてくれるものでした。(Amazon レビューより)

この本を読み終えた時、何とも言えない安心感に包まれました。マーティンという自閉症の男の子の心情は、私が子供の頃から長年抱えていた思いそのものでした。人にはそれぞれ向き、不向きがあるのに、こうすることが正しいのだと、枠にはめられて育った私。生きづらさを感じていたのに、その枠を壊す勇気もありませんでした。その人がその人らしく生きる幸せとは、周りの環境がその人の想いを受け入れてくれて、認めてくれることにあるんですよね。私も人生諦めたくない、自分らしく生きて行きたいと思いました。マーティン、大事なことを思い出させてくれてありがとう。(Amazon レビューより)

一気に読むのは勿体ないくらい、読み進めるに連れてジワジワ来る本でした。登場人物のの気づき、成長、葛藤…翻訳も素晴らしかったです!多くの人に読んでもらいたい名作でした。(Amazon レビューより)

 


ご紹介したレビューはごくごく一部です。毎日のようにFacebook、Twitter、Instagramで頂戴する皆さまの熱いレビューを読ませて頂いております。そのたびに、発達障害の有無は関係なく、誰かの心に何かを残してくれる作品だったのだなあと改めて感慨でいっぱいになります。

引き続き、皆さまのレビューを楽しみにお待ちしております!
(ちなみに #キッズライクアス のハッシュタグをつけて頂ければ、どのSNSでも猛スピードでチェックしております)

なかなか安心してお出かけができる日はやってきませんが、家でゆっくり読書をする時間を楽しみましょう。

林 真紀

2020/07/17 11:27