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自閉症スペクトラム障害の男の子の自立の物語
『Kids Like Us(僕らのような子どもたち・仮)』を翻訳出版したい!

製作状況のご報告 〜本日4/2は世界自閉症啓発デー〜

こんにちは、サウザンブックスです。
“kids like US” (「僕らのような子どもたち(仮)」)は、翻訳は最終的な編集・校正作業を進めており、同時進行で、表紙まわりのデザインも進めています。
少々お待たせをしておりますが、お届け時期が確定しましたらまた改めてお知らせ致しますので、もうしばらくお待ちくださいませ。

そして、クラウドファンディングですごく応援いただいた、東ちづるさん率いるGet in Touchさんが、おもしろい取り組みをされているので、ご紹介させていただきますね!

また、発起人の林さんからもみなさんへのメッセージが届きましたので、こちらも合わせてご案内いたします。
 


本日4月2日(木)世界自閉症啓発デー【WarmBlueキャンペーン2020】のご案内
 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月2日の東京タワーブルーイベントは中止となりましたが、今年は、ひとりでも多くの方々に、SNSにハッシュタグをつけて【ブルーフォト】を投稿していただくことで、全国、そして世界の皆さんとつながるキャンペーンを展開してまいります。


【WarmBlue2020キャンペーン】
4月2日(木)世界自閉症啓発デー 
ブルーフォトでタイムラインをいっぱいにしよう

 

★みなさんへのお願い

① ご自身のツィッターに【ブルーフォト】をアップしてください。
「青いものを身につけた写真」「青をテーマにした写真」「自閉症啓発デーを応援する活動・パフォーマンスの動画」などの内容。

ハッシュタグ:#WB_2020  #MAZEKOZE #2020TT #LIUB


②facebookの方は、以下の公式FBにも同じものを上げていただければと思います。

公式FB 
https://www.facebook.com/2020AutismDay/


③公式FBに「いいね」をお願いします。
また、友だちを招待し「いいね」をリクエストしてください。


★期間
4月2日(木)~4月8日(水)
世界自閉症啓発デーより、発達障害啓発週間の1週間


SNSは通常投稿しない皆様にも、明日は青い写真をハッシュタグとともにアップしていただければ大変嬉しく思います。ご家族やお仲間の皆様にもシェア拡散をお願いいたします。4月2日の世界自閉症啓発デーをひとりでも多くの方に知っていただく機会になることを願っております。
 

Get in touchメンバーによるWarmBlue2020告知動画です。
こちらも拡散のご協力をよろしくお願いいたします。

 

きょうは国際自閉症啓発ウォームブルーデー 
「ハッタツ凸凹あるある」で寛容な社会を(FNN PRIME)

 



 こんにちは。発起人の林です。  
 世界中が大変な状況になってしまいました。きっと数か月前にはこんなことになるなんて誰も想像していなかったでしょう。 自閉症スペクトラム障害(発達障害)の人たちは、先の見通しが立たない、日常と違っているという状況が何よりも苦手です。今この状況に非常に不安定になっている当事者、お子さんたちも多いと思います。ただでさえ進級や新入学などで大きな変化が生じる時期なのに、いつ学校が始まるか分からない、始まったとしても通常通りの日課がこなせるか分からない、家に閉じ込められっぱなしの生活もまた親子共々ストレス…。これで気持ちが不安定にならない方がおかしいです。

 こんな時こそ、好きな本を買いたいだけ買って良いと言ってあげてください。うちの子どもたちは、以前はそれほど読書を好むタイプではありませんでした。でも娯楽がゲーム以外はほとんどない今の状況で、子どもたちが何より喜ぶプレゼントは図書カード。家には毎日のように本の宅配が届き、毎日読みふけっています。子どもたちの活字離れがどうのとか、出版不況がどうのとずっと言われていましたが、子どもたちは決して活字から離れてしまっていたわけではなかったのです。他に娯楽が多過ぎただけ。そして最近の小中学生はゆっくり本を読むには忙しすぎたのです。今こそ、本を読みましょう。

 それから、学校が休校になり、タブレット学習やリモートでの学習なども増えました。私はずっと発達障害の子どもたちに対してタブレットやリモートでの学習に大きな可能性を見出していました。最近はリモートで学習が進められる通信制高校なども話題になっていて、ある「場」に同じ時間に皆でいることにそれほど拘らなくて良い時代なのではないかと思っていたのです。今回、この状況下で、同じようなことを感じた方が結構いたのではないかと思います。これを機に、これから発達障害の子を取り巻く学習のテクノロジーのイノベーションはどんどん進んでいくような気がしています。

 東ちづるさん率いるGet in Touchさんの活動というのは、以前ご紹介いたしましたとおり、東日本大震災のときに避難所で大変な思いをしている自閉症のお子さんたちがいたということが設立のきっかけの一つでした。今年はGet in Touchさんの東京タワーブルーイベントは中止になりましたが、ぜひSNSにハッシュタグをつけて「ブルーフォト」を投稿しましょう。この状況下でもしかしたら不安定になっているかもしれない当事者の皆さん、親御さん、子どもたちも、つながりましょう。『kids like US』のマーティンも、「僕らのような子どもたちにとっては文字でのコミュニケーションのほうがずっと楽だ」と言っています。人とのつながり方だって、多様性に富んでいて良い時代なのです。既にTwitterではたくさんのブルーフォトが投稿されています。「こんなつながり方もあるんだ!」という一つの事例として、皆さまもぜひぜひご参加ください!そしてお孫さんがいらっしゃるおじいちゃんおばあちゃん、今こそ図書カードをプレゼントしてあげてください。

林 真紀
 

2020/04/02 11:57