プロジェクトを1口1,000よりご支援ください。金額は変更可能です。
■プロジェクトのメンバーからのお礼メッセージ
こんにちは、発起人の八尋です。エイダンのクラウドファンディングは達成率14%、支援者はもうすぐ70名に到達しそうな段階にまいりました。徐々に伸びてきております。皆さまありがとうございます。現在各地でプライドイベント/パレードが開催されており、様々な団体/個人の方が当クラウドファンディングのチラシ配布にご協力くださっています。チラシを見かけてこのページにたどり着いてくださった方もいらっしゃるかもしれません。広まっていると知るのは本当に嬉しいことです。引き続き頑張ります。
さて、新たな応援メッセージをいただきました!横山和江さんは翻訳者として多数の子どもの本を精力的に日本に送り出していらっしゃいます。中でも私が大好きなのは、『ジュリアンはマーメイド』 『ジュリアンとウエディング』です。ジュリアンシリーズの絵本は茶色くあたたかみのある風合いの紙が使用され、なんとも美しい水彩で繰り広げられる色彩豊かな作品です。華やかなマーメイドに憧れるジュリアンや、そんなジュリアンをやわらかく受け止めるおばあちゃんの姿に、何度も想いを馳せてしまいます。ぜひ絵本をご覧になってみてください。
メッセージ内で横山さんが触れていらっしゃる、エイダンのほこらしげな表情、そしてお母さんのために花束を抱えているエイダンのページは私もとても気に入っています。エイダンの物語もジュリアンに続きたく思います。
それでは以下、横山和江さんからのメッセージをご覧ください!
わたしが『ジュリアンはマーメイド』のクラウドファンディングをしていたころは、LGBTQをテーマにした(またはその周辺を扱った)絵本はあまり多くないように感じていました。それから数年のうちに、海外の作品も少しずつ紹介されるようになり、このテーマを扱う絵本に出会える機会が増えてきたことを、よろこばしく思っています。けれど、トランスジェンダー/ノンバイナリーを主人公にした絵本は、まだまだ少ないのが現状のようです。
『エイダンがお兄ちゃんになったとき』は、トランスジェンダーの子ども、エイダンが主人公の物語です。女の子でいることに違和感をもち、男の子として生きることを決めたエイダンは、両親に打ち明け、受け入れられます。ある日、お母さんのおなかに赤ちゃんがいることを知り、エイダンはお兄ちゃんになるためのじゅんびをはじめます。これから生まれてくる赤ちゃんを思い、少しの不安を抱えながらも、お兄ちゃんになるほこらしさが伝わってきます。
この本を読ませていただいたときの第一印象は、「なんて伸びやかな絵!」でした。繊細な描きこみがありつつ、躍動感があるからです。そして、『ジュリアンはマーメイド』のジュリアンのように、自分を自分として認められたときのエイダンのほこらしそうな表情に、うれしくなりました。わたしのお気に入りは、赤ちゃんのために絵本を読んであげる練習をして、お母さんのために花を摘んで抱えているエイダンのページです。
絵本だからこそ伝わりやすいことがあります。子どもたちがこの作品に出会い、エイダンのことを知ると同時に、これから先、エイダンのような子と出会ったときに、その子の気持ちに思いを寄せることができるように。だからこそ、『エイダンがお兄ちゃんになったとき』が日本に紹介されることを願っています。
横山和江
埼玉県生まれ、山形市在住。子どもの本の翻訳家。主な訳書に『ジュリアンはマーメイド』(サウザンブックス社)、『化石ハンター メアリー・アニング 恐竜の真実をほりあてた少女』(偕成社)、『わたし、フードパントリーにいくの!』(文研出版)、『ONE DAY ホロコーストと闘いつづけた父と息子の実話』(鈴木出版)、『世界はこんなに美しい アンヌとバイクの20,000キロ』(工学図書)など。『目で見ることばで話をさせて』(岩波書店)で、第7回日本子どもの本研究会作品賞を受賞。やまねこ翻訳クラブ会員、JBBY会員。
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