こんにちは。発起人・京都ドーナッツクラブの二宮です。クラファン終了から約25日が経ちましたが、先日『アルマジロの予言』日本語訳制作のためのキックオフミーティングを行い、今後のスケジュールや作業工程を確認しました。私は作品の翻訳を担当するのですが、これまでにこっそりと翻訳作業を進めておりまして、現在は翻訳の見直しを行っております。ただ悩みどころが多くて、ここから時間がかかりそうです……。例えばゼロカルカーレの一人称を日本語で「僕」にするか「俺」にするか決めあぐねています。
イタリア語での一人称は年齢や性格にかかわらず、すべて“Io”です。はたしてゼロカルカーレが早口のローマ弁でしゃべっている“Io”は「僕」なのか「俺」なのか、はたまた他の一人称なのか……。正直、状況によって「僕」と言っている気もするし、「俺」と言っている気もします。そして一人称に合わせて、語調も変わってくるので、実は翻訳全体にかかわる大問題です。すでに日本語版が刊行されている同著者『コバニ・コーリング』に合わせればいいのかもしれませんが、それでは芸がないとも思ってしまいます。
さて、完成した『アルマジロの予言』日本語版では、ゼロカルカーレの一人称はどうなっているのか。完成はざっくりと来年の春ごろを予定しておりますので、そのあたりにも注目しつつ、皆さま、今しばらくお待ちください。『アルマジロの予言』日本語版制作チームのサウザンブックス社古賀さん、安部さん、サウザンコミックス編集主幹の原正人さん、京都ドーナッツクラブのメンバー、どうぞよろしくお願いします!
そして京都ドーナッツクラブでは、本プロジェクト以外にも、外部でさまざまな活動をしております。その一つとして『27字におさまらへん!』なるweb連載が始まりました。我々がこれまでに翻訳した映画字幕の裏話を綴るリレーエッセイです。映画と漫画はどちらも登場人物のセリフや独白で作品が成り立っているので、共通点も多々あります。『アルマジロの予言』日本語版制作の進捗とともに、その他の京都ドーナッツクラブの活動もぜひ気にかけてやってください!
https://www.editus.jp/archives/17334