京都ドーナッツクラブの二宮大輔です。今回はゼロカルカーレが監督を務めたNetflixオリジナルアニメ『点線に沿って切り取る』をご紹介。動き、喋るゼロカルカーレやアルマジロを見ていると、きっと原点でもある漫画『アルマジロの予言』も気になってくるはず!
私たち京都ドーナッツクラブは「イタリアで一番人気の漫画家」という触れ込みでゼロカルカーレを紹介していますが、その人気はやはり本物で、2021年にゼロカルカーレ自身が監督を務め、イタリア初のNetflixオリジナルアニメとして『点線に沿って切り取る』(Strappare lungo i bordi)が全6話で配信されています。むしろこれでゼロカルカーレを知ったという人も多いのでは。
あらすじは、ゼロカルカーレが高校時代に想いを寄せていたアリーチェ(Netflixの字幕ではアリス)との思い出を振り返りながら、友人のセッコ、サラ、そして脳内にいるアルマジロとともに、ローマから600キロ以上離れた北イタリアの小さな町を電車で目指すというもの。
大枠のストーリーに沿って、彼の思考や思い出が小さなエピソードとして語られていくという構造は、漫画『アルマジロの予言』と共通しています。そして映画もやはり、淋しさを抱えて人生を過ごしながらも、独特のユーモアや皮肉を披露するというゼロカルカーレの人となりに変わりはありません。まさに彼の人生こそ、「点線に沿って切り取る」ように進んでいたはずが、うまく切り取れずにあらぬ方向に進んでしまっているのです。
そしてアニメで特筆すべきは、驚くほど早口のローマ弁です。しかも本人、アリーチェ、セッコ、サラなどなど、ほぼすべての登場人物の声を、ゼロカルカーレ自身が担当しています。唯一違うのがアルマジロ。アルマジロの声のみ、俳優のヴァレリオ・マスタンドレアが担当しています。マスタンドレアもまた、若いころにローマのアンダーグラウンドの界隈と交流が深かったのでで、ゼロカルカーレとの相性は抜群。ローマ弁で交わされるゼロカルカーレとアルマジロの掛け合いは、速さに加えて、マニアックな地名が引用されたり、いわゆる「地元のノリ」も多く含まれており、字幕ではとうていカバーしきれません。そんな情報過多のお喋りこそがゼロカルカーレの醍醐味なのですが、その点、漫画の吹き出しなら日本語にしてもある程度カバーできるのかなと思っております。
『点線に沿って切り取る』を見事にヒットさせたゼロカルカーレは、さらに2023年にはNetflixアニメ第2弾『世界は僕を切り裂けない』(Questo mondo non mi renderà cattivo)を配信、そしてクラファンが終了する直後の2026年5月28日には新アニメシリーズ『ちっぽけなことから始まった』(Due spicci)の配信を予定しています。
漫画だけでなくアニメもヒットさせる稀代のクリエーター・ゼロカルカーレ。ぜひアニメと合わせて、今回クラファン挑戦中の漫画『アルマジロの予言』も楽しんでいただきたいです。というわけで、ご支援のほどよろしくお願いいたします!
最後にお知らせを。現在、150名以上の方にご支援をいただき、目標額達成率も30%まで来ました。ありがとうございます! 残りの日数も少なくなってきたので、Xのスペースにてラスト1ヵ月をどう乗り切るか、京都ドーナッツクラブで作戦会議を行います。
4月18日(土)22:00から約1時間を予定しております。出演は京都ドーナッツクラブの野村雅夫、有北雅彦、そして私・二宮大輔。ゲストに応援メッセージもいただいた翻訳家の栗原俊秀さんもお招きします。どなたでも無料で聴いていただけますので、お気軽にご参加ください。
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