発起人の京都ドーナッツクラブの二宮大輔です。クラウドファンディング開始から早くも一週間が経ちました。皆さま、たくさんのご支援ありがとうございます。
まず、改めて発起人である京都ドーナッツクラブについて紹介させていただきます。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)でイタリア語を勉強していたOB・OGたちが、まだ日本に紹介されていないイタリアの小説や映画や演劇を紹介したいという情熱とともに2005年に結成されたグループです。
これまでにも映画の上映会や短篇集の共訳など、さまざまな企画を行ってきたのですが、2024年末、ドーナッツクラブのメンバーでイタリア文芸書を語るトークショーを開催しました。その最後に公開企画会議のようなことをして、ぼくが3つ企画を持ち込みました。いずれも翻訳出版と映画上映を掛け合わせた企画です。そこでぼくは「うだうだ経歴だけ長くてもしかたない。この中から1つ選んで、一発入魂の企画を実現させましょう!」と訴えました。ところがぼくの意図はあまり伝わらず、ドーナッツクラブ代表の野村雅夫が「面白そうやから2つ企画を進めたらいいやん」と言い、最終的にトークショーの会場にいたお客さんの多数決も加味して、人気のあった2つの企画を同時に進めることになりました。その一つが漫画『アルマジロの予言』×映画『アルマジロの予言』でした。
『アルマジロの予言』は、イタリアはローマ在住の陰キャ漫画家ゼロカルカーレが自らの日常や思い出を描いたコミックエッセイで、本国ではベストセラーになりました。同著者の邦訳はすでに2020年にシリアのルポ『コバニ・コーリング』(栗原俊秀訳、花伝社)が出ていますが、ゼロカルカーレの入門書として、彼の第一作『アルマジロの予言』を出したいと思っていました。さらに、『アルマジロの予言』は2018年に映画化されており、東京と大阪で開催されたイタリア映画祭2019で上映された際に、京都ドーナッツクラブが日本語字幕をつけたのでした。これもまた上映できたらと思っていました。
こうして2025年、まずは『アルマジロの予言』を刊行してくれる出版社をさがすなか、サウザンブックスと出会いました。主にクラウドファンディングを活用して世界の書籍を邦訳する出版社で、特に海外の漫画との相性も抜群です。というわけで、サウザンブックス内で原正人さんが主宰しているレーベル・サウザンコミックスから、『アルマジロの予言』翻訳出版クラウドファンディングに挑戦させていただくことに決まりました。
現時点では映画『アルマジロの予言』のほうは無事上映できるかわからないのですが、それは別で可能性をさぐるとして、まずはこのクラウドファンディングを成立させて、漫画が出版できるように頑張らなければなりません。クラファン開始から1週間が経ち、すでに課題も見えてきましたが、京都ドーナッツクラブ持ち前の「面白いからやったらええやん」の精神で、楽しみながら乗り越えていければと思っております。
ひとまずクラウドファンディング終了の5月18日(月)まで、『アルマジロの予言』の面白さを皆さまにお伝えできるように活動していきますので、どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!
2024年末のトークショーの様子。左から二宮大輔、野村雅夫、有北雅彦。