ご支援やご協力をいただいた皆様、ご興味を持っていただいた皆様、誠にありがとうございます!
企画の開始から、早いもので残り1ヶ月を切る時期となりました。
1人また1人とご支援が集まる様を、毎日わくわくと確認しております。
今回は、年末の活動報告でご紹介したワンシーンを、仮の訳と共にお届けいたします!
https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/9168/activities/41202
マハーバーラタの名場面のひとつ、主人公たちがまだ若き日の一幕です。
大戦士カルナは、実は太陽神の子でありながら、御者の息子として育ちました。
成長して弓の名手となった彼は、王子たちの武芸披露会に姿を現し、生涯のライバルたるアルジュナに戦いを挑みます。
4. 無敵の射手カルナ
カウラヴァ家とパーンダヴァ家の王子たちに、修行の日々が終わる時がやってきます。
ドローナは、王や貴族や庶民たち、ハスティナープラに住む全ての人々に向けて、弟子たちの武芸の腕前の披露会を催しました。
打ち鳴らされる太鼓と吹き鳴らされるラッパが高々と響く中、ドローナは、白い装束を全身に纏って、競技場に入りました。
その姿は、まるで月のように威厳に満ちています。
王子たちは、きらめく星が月に従うように、彼の後に従いました。
弓の弦がヒュンヒュンと鳴り、剣がキンキンと閃き、棍棒がズシンと的を叩きます。
しかし、それらの離れ業のいずれも、アルジュナに及ぶものではありませんでした。
彼の放つ矢は、炎を、雷雲を、そして雨を生み出しました。
歩きながら、馬に乗りながら、直立して、仰向けになって、あらゆる姿勢とあらゆる武器で――
華々しい兄弟たちと従兄弟たちの中にありながら、アルジュナはひときわ眩く際立っていました。
その日は、まさにアルジュナの一人舞台でした。
しかしその日が暮れる前に、彼に挑むことのできる唯一の戦士が、競技場にずかずかと進み出たのです。
背も高く、威風堂々たるカルナは、黄金の鎧の輝きに包まれて、アルジュナの全ての神業をいとも容易く上回ってみせるや、彼に一騎打ちを挑みました。
二人の若き戦士は、飢えた獅子のように向き合い、観客たちは緊張と興奮に沸き立ちました。
若き日の二人の射手が、一触即発となる緊迫感に満ちた競技場の空気が、見事に表現されています。
リズミカルな原文は、読者の心臓を無意識に急き立てるようで、知らず知らず観客たちに同調した気分になります。
このシーンの前後も、修行の中で才能を示す、少年時代のアルジュナのエピソードや、カルナの数奇な生い立ちの悲劇、ドゥルヨーダナとの友情の始まりなど、名場面が目白押しです。
あと1ヶ月足らず、どうかこの企画を成立させて、素晴らしい場面を皆様と一緒にお読みできるよう、心から願っております。
発起人協力:山羽 陵(やまば りょう)