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スペイン発、戦慄のサイコスリラーコミック
『ガウディの幽霊』を翻訳出版したい!

制作状況のお知らせ:翻訳作業、順調に進行しています

皆さん、こんにちは。サウザンコミックス編集部です。

 

時が経つのは本当に早いですね。前回の活動報告から2カ月が経過しました。『ガウディの幽霊』日本語版の制作作業、順調に進んでおりまして、最初の組版が終了し、マリアさんの修正チェックも終わり、現在、編集サイドからの修正の提案をまとめているところです。それがまとまり次第、デザイナーさんに修正を反映してもらい、より読みやすい訳稿ができあがることになります。

 

ちなみに本国スペインでは、今年2025年は『ガウディの幽霊』出版10周年に当たるということで、10周年記念本の刊行が予定されているそうです。現在、その内容を日本語版に盛り込めないか交渉中です。どうぞ楽しみにしていてください。

 

ところで、先日、マリアさんが故郷のスペインはマラガに里帰りされました。日本では、普段のお仕事をしながら『ガウディの幽霊』の翻訳作業をするという慌ただしい毎日を送っておられますが、久しぶりのスペインでリフレッシュできたようです。せっかくの機会なので、スペイン帰省レポートを兼ねて、久しぶりにマリアさんに文章をまとめてもらいました。よかったらぜひお読みください。

 

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みなさん、こんにちは!お久しぶりです。

ここ数週間は本当に慌ただしく過ごしていましたが、ようやく落ち着いて、こうしてまた皆さんに近況をお伝えできることがとても嬉しいです。

約3週間前、3年ぶりに故郷のマラガ(スペイン)から帰ってきました。滞在は2週間だけでしたが、家族との再会、美味しいスペイン料理、そして懐かしい風景に囲まれて、心が満たされる時間でした。なんと10月なのに海にも行けたんですよ!

 

そして何より、スペインのコミックをたくさん読むことができ、マラガで初めて開催されたサンディエゴ・コミコン・マラガにも参加することができました。コミック好きの私にとっては夢のような体験でした。

 

逆カルチャーショック!?スペインで感じたこと

久しぶりのスペイン滞在で、いくつかの逆カルチャーショックを経験しました。スペイン人である私でも、「あれ?こんなだったっけ?」と思うことがいくつかありました。

例えば、スペインの料理の量が今の私には多すぎると感じました!日本では小皿を少しずつ注文するスタイルが一般的ですが、スペインでは大きなメインディッシュを一度に注文するのが普通です。私はいろんな味を少しずつ楽しむ方が好きなので、日本式の方が合っているかもしれません。

 

また、街にはテラス席のあるレストランがたくさんあり、とても活気のある雰囲気でした。日本では食事をしてすぐに帰ることが多いかもしれませんが、スペインではレストランやバーに行くこと自体が社交の場です。

そして意外だったのが、日本の自動販売機やコンビニが恋しくなったこと。日本って本当に便利ですね!

 

持ち帰ったスペインコミックたち

今回の旅では、ずっと読みたかったスペインのコミックを何冊も持ち帰りました:

- フランシスコ・イバニェスの『Mortadelo y Filemón』『Rompetechos』

- パコ・ロカの『El Abismo del Olvido』『Regreso del Edén』

- ベア・レマの『El Cuerpo de Cristo』

- ラウラ・ペレスの『Nocturnos』

- サルバ・ルビオ&ロレト・アロカの『La Guerra de Audrey』

- ディエゴ・オルモスの『Nosferatu: Una Sinfonía del Horror』

 

どれも作風もテーマも異なりますが、どれも心に残る作品でした。いつかこれらを日本語に翻訳して、日本の皆さんに読んでいただきたいですね。スペインには、もっと多くの人に知ってもらいたい素晴らしい漫画家がたくさんいます!

 

サンディエゴ・コミコン・マラガの思い出

「サンディエゴ・コミコン・マラガ」は本当に素晴らしいイベントでした!人が多くて賑やかで、出版社や書店のブースが並び、スペイン国内外の著名な漫画家たちが集まっていました。

パコ・ロカさんまでも参加していましたし、ラウラ・ペレスさんの『Nocturnos』にサインをもらえたのも感動的でした。彼女はとても優しく、作品を購入したことに感謝してくれました。忘れられない体験です。

 

再出発のエネルギー

マラガでの時間は、私にとって心の充電期間でした。今はまた日本での仕事に向けて、元気いっぱいです。

現在、『ガウディの幽霊』の編集と校正作業が進行中で、仕上がりはとても良い感じです。「【全力応援!】書籍1冊+オンラインイベントご招待+限定小冊子1冊+おまけグッズ」コースをお申し込みいただいた方のために、限定小冊子も準備中で、すべてがスムーズに進んでいます。まるで赤ちゃんの誕生を待つ母親のような気持ちです!

『ガウディの幽霊』の翻訳が皆さんにとって興味深いものになり、スペインのコミックにもっと関心を持っていただけたら嬉しいです。「【全力応援!】書籍1冊+オンラインイベントご招待+限定小冊子1冊+おまけグッズ」コースの限定小冊子も楽しみにしていてください。これからも、日本でスペインのコミックを広めるために引き続き頑張ります!

 

それでは、またお会いしましょう!¡Adiós, hasta pronto!

 

マリア・デル・カルメン・バエナ・ルピアネス(María del Carmen Baena Lupiáñez)

 

 

 

2025/11/06 16:48