日本を代表する漫画家のおひとりで、京都精華大学名誉教授でもあり、日本漫画家協会の理事も務められている竹宮惠子先生が『ガウディの幽霊』翻訳出版プロジェクトに応援メッセージを寄せてくれました!
竹宮先生には6年ほど前、初めて日本に来たときにインタビューをさせていただきました。当時の私はまだまだ日本語のレベルが低かったのですが、そんな私に竹宮先生はマンガの創作について丁寧にお話しくださり、その優しさに感動したのを昨日のことのようによく覚えています。今また、スペインのコミックを日本に紹介したいという私の夢を応援してくださる竹宮先生には感謝しかありません。『ガウディの幽霊』を竹宮先生に読んでいただくためにも、ぜひこのクラウドファンディングを実現したいと思います!
早いもので『ガウディの幽霊』翻訳出版クラウドファンディングも残すところ12日となりました。既に250人を超える方にご支援いただき、現時点でもまるで夢のようですが、目標金額に到達しなければ、『ガウディの幽霊』の日本語版を出版することはできません。ぜひ皆さんのお力をお貸しください。情報拡散や追加のご支援、アップグレードなど大歓迎です!
発起人:マリア
こんにちは、漫画家の竹宮惠子です。かつて京都精華大学に初めてマンガ学科が誕生した頃、インタビューしていただいたご縁で、発起人のマリア・デル・カルメン・バエナ・ルピアネスさんから、このクラウドファンディングのことを知りました。
スペインを代表する芸術家ガウディをネタにして、興味深いサイコスリラーを創り上げる…。なんて面白そうなの!!?
ストーリーテリングについては20年間大学で教えてきました。関心が湧かないわけがありません! もちろん、応援させていただきたいです。何か新しいことを学べるかもしれない。期待でわくわく、です。
スペインのマンガについては、日本漫画家協会の理事を務める中で、何度も日本国際漫画賞で優秀賞を受賞していて、色彩や人物の表情など、日本人の感覚にもフィットするように思っていました。でも、日本のあふれるほどのマンガの多さを考えると、日本のマンガファンにはなかなか外国のマンガに手を伸ばす余裕がなかったかもしれませんね。でもそれも、まずは出版されなければアクセスすることが適いませんから、今回の試みをぜひ!成功させてください。
スペインのマンガファンであり、日本のマンガファンでもあるカルメンさん(と私は呼んでいました)の推薦本でもある。有名な本でなくても、素晴らしいマンガは存在します。誰かがそれを紹介して、読んだ人がその素晴らしさを理解し、また次の誰かに伝える。そんなふうな伝わり方、広まり方こそ、マンガには似合っています。
日本に住み、翻訳の仕事をしながら、日本とスペインの間に立つ、そんなカルメンさんの『ガウディの幽霊』はきっと素晴らしい結果を生むことでしょう。そしてまた次のスペインのコミックも期待しています。
『ガウディの幽霊』のクラウドファンディングを必ず実現させて、竹宮先生に恩返しできればと思います!
残り12日。皆さん、応援よろしくお願いします!
情報拡散や追加のご支援、アップグレードなど大歓迎です!