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1942年2月19日。この日を境に、4歳のジョージの人生はがらりと変わりました。
真珠湾攻撃をから二か月後、日系人を敵国側の人間と見なす当時のアメリカ政府によって、日系人は強制的に隔離・収監されることに。
ジョージと家族も、ある日突然家を追われます。そしてそこから、3年間にわたる強制収容所での暮らしが始まるのでした―。
第二次世界大戦中の日系アメリカ人強制収容所。
ひとりの日系の子どもの成長記録。
日本がハワイ島の真珠湾を空爆したとき、ぼくはたったの4歳だった。1941年12月7日。そのとき、すべての日系アメリカ人たちの人生がとつぜんガラリと変わった。翌日、フランクリン・ルーズベルト大統領は日本に対する宣戦布告を行った。そして1942年2月19日、今では日系アメリカ人のための「記憶の日(the Day of Remembrance)」という記念日になっているけれど、ぼくたちには忘れられない日がやってくる。大統領が、西海岸地区に住む日系アメリカ人全員をまとめて強制収容所に収監せよと命じた日。すべてが恐ろしく、わけがわからなかった。(本文より)
書名:MY LOST FREEDOM A Japanese American World War II Story (ぼくの失われた自由 第二次世界大戦の日系アメリカ人の話)
著:George Takei(ジョージ・タケイ)
絵:Michelle Lee(ミッシェル・リー)
発行年:2024年
仕様:48ページ/4色・大型本
ジャンル:児童書・絵本・ノンフィクション
ISBN:978-0593566-35-0
文:George Takei(ジョージ・タケイ)
60年にわたるキャリアを持つ日系アメリカ人の俳優。グラミー賞にノミネートされたアーティストで、ニューヨークタイムズのベストセラー作家。これまでに、40 本以上の長編映画と何百ものテレビ役に出演し、最も有名なのは『スター・トレック』のヒカル・スールー役。2005年に自身がゲイであることをカミングアウトした後はLGBTQ+ の権利回復、結婚の平等のための活動にも取り組む。
全米日系人博物館の名誉会長および理事もを務め、2004年には日米関係への貢献が評価され、天皇陛下から旭日小綬章を授与された。
絵:Michelle Lee(ミッシェル・リー)
イラストレーター/デザイナー。南カリフォルニアで生まれ育ち、カリフォルニア大学バークレー校で版画と生物学を学び、幼稚園から高等学校までの科学教師として働きながら、ペンシルバニア大学で教育学の修士号を取得。
強制収容所での暮らしが丁寧に描かれます。
巻末にある、貴重な写真を掲載した資料集ページ。
発起人・翻訳:北丸雄二(きたまるゆうじ)
ジャーナリスト、作家。中日新聞(東京新聞)NY支局長から1996年にし、在NYのまま日本向けに国際政治・社会・文化などの情報を発信。2018年に東京に拠点を移しラジオやネット番組でニュース解説などを行う。訳書に『LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』(サウザンブックス社)などの他、ブロードウェイ演劇台本も多数訳出、近著には『愛と差別と友情とLGBTQ+ 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』(人々舎)がある。
X(旧Twitter):@quitamarco
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