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親友の死、深い傷を持つ男が出会う謎の少女
オランダを代表する女性作家が描く
コミック『ハチクマの帰還』を翻訳出版したい!

発起人よりプロジェクト成立のお礼

『ハチクマの帰還』翻訳出版プロジェクト発起人の川野夏実です。

 

プロジェクト終了に際し、『ハチクマの帰還』を日本に送り出すために力を貸してくださった全ての方に厚くお礼を申し上げます。

 

期間中はなかなか達成率が伸びず、苦しい時間が長く続きました。もしプロジェクトが成立したら、その瞬間に、私はきっと感極まって泣いてしまうだろうと思っていたのですが、実際に達成率100%の表示を目にしたときにはホッとした気持ちの方が強くて、そこから今はプロジェクトが終了した寂しさへと気持ちが移っています。それは苦しかった留学生活を終えてオランダを離れるときに20歳そこそこで感じたあの寂しさとそっくりで、歳をとっても人間変わらないなと、なんだかおかしいような、しみじみとした気持ちでいます。

 

皆様のおかげで、エメー・デ・ヨングを日本デビューさせることができます。そのことが本当にうれしく、日本語版の翻訳者になれることを誇りに思います。『ハチクマの帰還』を読んだ皆様にエメーのファンになっていただけるよう、心を込めて翻訳に取り組んで参ります。

 

このプロジェクトを達成するために、応援メッセージやクラファンページのコメント欄、またSNSを通じて、たくさんの方が心のこもったことばで応援してくださいました。達成への自信を無くしかけた時、何度も読み返して自分を鼓舞していました。『ハチクマの帰還』を日本に送り出すためにと、心を寄せてくださった皆様から頂いたことばは、私の一生の宝物です。もし、まだお読みになっていない応援メッセージやコメントがありましたら、ぜひこの機会に読んでいただければ幸いです。

 

サウザンブックスの皆様にもお礼を申し上げます。古賀さんは、落ち込みがちな私のために毎回のミーティングで必ず明るい雰囲気を作ってくださいました。同じく、安部さんは活動報告を提出するたびに「いいですね、熱意が伝わりますね!」と励ましてくださいました。それから、編集主幹の原さんは常に私の駆け込み寺で、心が折れそうになるたびにすぐにZOOMを繋いで話を聞いてくださいました。今回のクラファンのことだけではなく、これからも私が翻訳を続けていけるようにと色々なことを教えてくださいました。本当にありがとうございました。

 

オランダには優れたグラフィックノベルがまだまだたくさんあります。オランダのグラフィックノベルを日本語で楽しんでいただけるよう、今回のクラウドファンディングで学んだことを生かして、これからも活動を続けて参ります。今後ともどうかよろしくお願いいたします。改めて、このプロジェクトを支えてくださった皆様に、心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

2024/09/03 11:26