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親友の死、深い傷を持つ男が出会う謎の少女
オランダを代表する女性作家が描く
コミック『ハチクマの帰還』を翻訳出版したい!

まんが家の一本木蛮さんから応援メッセージが届きました!

エメー・デ・ヨングと親交のあるまんが家の一本木蛮さんが、『ハチクマの帰還』翻訳出版クラファンに応援メッセージを寄せてくれました!

 


 

エメーちゃんとは、エメーちゃんが外務省主催の日本国際漫画賞で受賞して来日したときに知り合って、すっかり意気投合しました。

 

初めて会ったのは2019年の第12回のときで、そのときは私も審査員を務め、彼女の『身体の老いとともに感情もまた老化する』が優秀賞を受賞しています。

 

二度目に会ったのは、2022年の第15回。今度は『砂の日々』という作品で、栄えある最優秀賞を受賞しました。

 

『身体の老いとともに感情もまた老化する』(左)と『砂の日々』(右)。どちらもオランダ語版

 

 

私はこのふたつの作品しか知りませんが、このふたつを読むだけでも、エメーちゃんが肌感のある絵で、体温を持ったキャラクターを描くことのできる、構成力のある漫画家だということはよくわかります。

 

今回クラウドファンディングを行っている『ハチクマの帰還』は、彼女の長編デビュー作だと聞きました。その後、『身体の老いとともに感情もまた老化する』や『砂の日々』といった優れた長編を発表した作家さんの最初の作品がどんな作品なのかとても気になるし、これはもう絶対に読みたい!

 

エメーちゃんの作品は、日本国際漫画賞を受賞した『身体の老いとともに感情もまた老化する』や『砂の日々』ですら、今のところまだ日本語に翻訳されていません。その点については、同賞の審査員を務めた私もモヤモヤしているところです。今回の『ハチクマの帰還』がきっかけとなって、今後、彼女の作品を次々と日本語で読めるようになることを心から祈ってやみません!

 

一本木蛮さん。8月2日から13日までリベストギャラリー創(吉祥寺)で開催の「僕たちの未来少年コナン展」会場にて

 

一本木蛮(いっぽんぎ・ばん)

まんが家。日本漫画家協会常務理事。大手前大学建築&芸術学部教授。日本国際漫画賞審査員。代表作に「一本木蛮のキャンパス日記」「まんがでわかるバイクライフ」「勇者コジロー2」「じてんしゃ日記」「まめしばコのいっしょう」「コーネン鬼×コーネン喜」など。現在コミックカルラにて「留学ろっく!!」を連載中。2024年9月23日(月)に宝塚市立手塚治虫記念館開館30周年記念トークイベント「ZEKKYO手塚大学」出演。

 
 

 

 

『ハチクマの帰還』プロジェクト オンライン作戦会議 参加者募集

・開催日:2024年 8月16日(金)
・開催時間:20:00〜21:30
・内容:『ハチクマの帰還』原書のご紹介や成立に向けての意見交換
・参加費:無料

・参加申し込み方法:
件名を『ハチクマの帰還』プロジェクトの作戦会議として、info@thousandsofbooks.jp までご連絡ください。
「Zoom」会議室のURLとミーティングID、パスワードをお知らせ致します。

 

 

 

 

2024/08/09 17:12