こんにちは。『グラーキの黙示』第3巻翻訳プロジェクト発起人の森瀬繚です。
お陰様で順調に制作が進んでおりますが、ここにきて追加収録されるテキストが増えましたので、予約購入の皆様にお報せいたします。
ラムジー・キャンベル氏のご厚意により、2023年にドイツのヴァンドラー・フェルラーク社より刊行されたドイツ語版『グラアキ最後の黙示 Die letzte Offenbarung von Gla'aki』のために、ラヴクラフティアンとしても知られる米国の怪奇小説家、編集者T・E・D・クライン氏が書き下ろしたあとがきを併録させていただけることになりました! 翻訳はとうに終わっていて、スケジュールへの影響はないのでご安心ください。とはいうものの、紙書籍版のページ数で20ページの長さに及ぶ、結構なボリュームのテキストとなります。
T・E・D・クライン氏は、作品数こそそれほど多くありませんが、実力派の怪奇小説家として知られる人物。クトゥルー神話作家としては、「角笛をもつ影」(『真ク・リトル・リトル神話大系』第6巻(国書刊行会)に収録)、「王国の子ら」(『闇の展覧会』(早川書房)に収録)があり、長編の『復活の儀式』(上・下巻、東京創元社)にもラヴクラフトへの目配せがあります。
キャンベル氏と個人的な交流もある彼が、その作風や魅力をたっぷりと語ってくれています。
期待してお待ち下さい!
森瀬 繚(もりせ りょう)
ドイツ語版の表紙
※一般販売の予約などは、こちらのページからご対応いただけます。
周囲にクラファン参加漏れの方がいらしゃいましたら、ご案内くださいますと幸いです。