image

アクティブ・ラーニング実践65の手法
『教えない教え方(仮)』を翻訳出版したい!

2/1オンライン説明会の感想より〜「たくさん教える」を手放す勇気

2/1に開催した『教えない教え方』オンライン説明会では、本書で解説されている、「学習者が話し、動き、教え合いながら学ぶ」ための設計フレームワークである4つのC、「connections」「concepts」「concrete practice」「conclusions 」を実際の流れに沿って、体験していただきました。

早速仕事の場で試してみたという参加者Yさん(塾講師)より、「4つのC」プログラム実践の感想をお送りいただきました。


こんにちは、先日は素敵なイベントをしていただき、ありがとうございました。
私にとっては新しいアプローチの方法でとても参考になりました。
昨日、早速塾で試してみましたので、そのことを報告させて頂こうと思います。

塾の授業は毎回同じメンバーなのですが、昨日はたまたま新しい生徒さんが入ってこられたので、1番の関係づくりを意識的に行いました。
すると、一気に場の雰囲気がほぐれ、質問に対して積極的に発言したり、子供たち同士でコミュニケーションをとれるようになりました。

そして2番目「concepts」では、3番の「発表」を意識して、いつもより丁寧な説明を行いました。
すると説明が終わる頃には、子供たちが自発的に発表をしてくれるような流れになっていきました。
そのことに対して講師と他の子供で4番の「お祝い」をする、ということが自然にでき、
最後は満足感のある表情をしているのがとても印象的でした。

いつもの授業においては、2番を「丁寧に」ではなく「たくさん」しているような授業内容でした。そうすると、子供が受け取る事に必死で自発的にアウトプットする流れにならず、
ますますこちらが沢山話すという循環になっていたと思います。

「沢山教える」ということを手放すのは講師にとっては勇気のいる事ではありますが、
このメソッドに沿って場の雰囲気を作り、丁寧に説明し、発表してもらうことで、
適度リラックス感と緊張感が生まれ、授業にリズムができたように思います。
また、4の「お祝い」は軽視してしまいがちですが、「満足感」「達成感」を得られますし、友達の成功を祝うという事が他の子にとっても豊な体験になっているように感じました。

世の中には色々な教育法がありますが、どの教育法を採用している先生でも
このメソッドを意識することによって、自分の方針はそのままで、より活き活きとした授業づくりができるようになるのではないかと思いました。そういう意味では汎用性のあるメソッドだと思います。ぜひ本を読んでもっと深めていきたいと思いました。
多くの人に知られるようになることをお祈りしています。
ありがとうございました。

(Yさん・塾講師)


『教えない教え方』には「4つのC」を実践する具体的な方法が豊富に紹介されていいます。
プロジェクト終了まであと残すところ1ヶ月が迫ってきました。
twitterやfacebookなどSNSでの情報拡散にひきつづきご協力お願いいたします。

 

 

2023/02/08 11:40