こんにちは、サウザンブックスPRIDE叢書です。
『LGBTヒストリーブック日本運動史編（仮）』出版プロジェクトへのご参加、誠に有難うございます 。現在の制作状況について、筆者よりご案内させていただきます。
第1章（1960年代まで）から第4章（1990年代）までを担当しており、現在、1980年代後半あたりを書き進めているところです。80年代、90年代の日本の「LGBT運動」について書かれている文献があまりなく、人づてに当時の資料を集め、追加で取材をしつつ、書き起こしています。
1980年代後半から90年代にかけては、さまざまな活動団体が生まれ、特に若い世代が台頭し、エネルギッシュに運動を展開していた時期で、バブルに沸く時代を尻目に社会に向けて真摯に訴えかけていく、セクシュアルマイノリティの若者たちのひたむきな姿を、時代の空気とともに伝えられたらと思っています。刊行が遅れ、大変申し訳なく思っております。今しばらくお時間をいただければ幸いです。
（山縣真矢）
私のほうは、2010年代の原稿を（かなりのボリュームです）デザイナーさんにお渡しし、2000年代の原稿の3分の2くらい終えているところです（この後、ゲラが上がりましたら、関係する方たちにご確認いただこうと思っております。どうぞよろしくお願いいたします）。実は山縣さんと私は3月〜4月に急遽、パレード30周年記念冊子『PRIDE 30th』の制作にも取りかかっていました（その内容は『ヒストリーブック』にも反映されますので、ご容赦ください）。また、書き進めるなかで、90年代（山縣さん）と2000年代（後藤）にまたがるような事象についてどのように書き分けるかというあたりをすり合わせたり、といった作業も発生しています。
昨今の、司法の画期的な判決や、着実に社会が変わってきている状況を受けて、読者の皆様もそれをご存じなわけですから、そのような現在地から過去を捉え直したときに、やはり少しトーンが変わってくるといいますか、「後世から見たときのその時代の運動の意義」についての評価自体も変わってくるのではないかという話もあり、様々ありまして、遅れが生じている次第です。支援者の皆様にはお待たせして申し訳ありません。今しばらくお待ちいただきますよう、お願い申し上げます。（後藤純一）
主に女性に関係するパートを担当しています、山賀です。私の進行状況としては、1960年代までと2010年代という比較的書きやすい部分はほとんどまとまっています。1960年代までは資料が少ないため、また2010年代はすでに過去にかなり取材した材料があったために、そこまで手間取らず進められています。もっとも大変であろう1970年代〜2000年代に関しては、どんな内容を書くかを洗い出したり、資料を集めたりと作業を進めていますが、まだ文章にまとめるところまでは至っていません。引き続き、みなさまにもお話を聞かせていただくことがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
実際のところ、作業自体よりも、定期で抱えている仕事や自分の団体の活動、日常的な用事の中で、まとまった作業時間を確保することに最も苦戦しています。長らくお待たせして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
（山賀沙耶）
本の完成までお時間をいただいており恐縮ですが、完成まで、もう少しお時間をいただけますと幸いです。
※ 書籍の完成時期が見えてまいりましたら、またお知らせ致します。
※ 一般販売の予約などは、こちらのページからご対応いただけます。
