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書籍『LGBTヒストリーブック日本運動史編(仮)』を制作発行したい!

法学を専攻している大学生・川合悠貴さんから応援メッセージが届きました!

私は現在22歳の大学生で、法学を専攻しています。私が見ている今の世界は、まだまだ性的マイノリティの命や生活が十分に守られているとは言えません。しかし、例えば「結婚の自由をすべての人に」訴訟が示してくれているように、性的マイノリティの権利は着実に回復される過程にあります。

25年前の1997年に、「府中青年の家事件」判決という、日本の司法が同性愛者の権利保護の必要性を示した初めての裁判例があります。私は当時はまだ生まれてもいない頃のことで、歴史的事実としての知識です。先日、実際にこの事件や裁判に関わっていた、当時から性的マイノリティの権利のために活動してきた人たちのお話を聞く機会に恵まれました。「正直勝てるとは思っていなかった」「当時、同性のパートナーとの結婚なんて思いもよらなかった」というお話でした。

しかし、現在は同性婚の法制化に賛成が多数とする世論調査が出ています。「結婚の自由をすべての人に」訴訟も絶対に勝てる、絶対にパートナーと結婚するんだという思いでたくさんの人たちが闘っています。25年間の蓄積が世界を変えたのだと思います。

今の闘いを25年後に伝えていくのは、私たち世代の役目になります。さらには、婚姻の平等だけでなく、今も苛烈な差別を受け続けているトランスジェンダーや、可視化の進まないバイセクシャル、ノンバイナリー、アセクシャルなどたくさんの人たちの権利を回復していかなくてはいけません。

そしてそれは、これまでの長い闘いから連なる一幕として、伝えて闘っていかなくてはいけません。そのために今、これまでの闘いを一度振り返ってみる、そんな本が生まれてくれることを願っています。

皆さまのご支援をお願いいたします。


川合悠貴

 

達成率1/4を突破しました!
クラファンは30%を超えると急に進むことが多く、いまが踏ん張りどころと思い頑張っております。

サウザンブックスPRIDE叢書は、本日12/27が仕事納めで、年明け1/5からの始業となりますが、お休み期間中もSNS発信などこころがけて参ります。
どうか皆様も、拡散にお力添えくださいますと嬉しいです。

今年もお世話になりました。
新しい年も、どうぞ宜しくお願い致します。
 

2022/12/27 13:27