こんにちは、サウザンブックスPRIDE叢書です。 『LGBTヒストリーブック日本運動史編(仮)』出版プロジェクトへご参加いただき、 誠に有難うございます!
日本のLGBTQ運動の歴史において繰り広げられてきた、さまざまな事件や出来事の中で、本書では具体的にどんな事柄を取り上げていく予定なのか。その一端を少しだけご紹介します。まずは、1950年代から1970年代です。
■1950年代から60年代
*同性愛がまだ「異常」「変態」「病気」とされていた時代にあって、1952年に男性同性愛者の同好会「アドニスの会」が誕生し、会員誌『アドニス』が創刊されます。その後、同様の会員制同好誌『同好』『薔薇』なども刊行され、それらが雛形となって、1970年代に入ると『薔薇族』『アドン 』等の商業ゲイ雑誌が続々創刊されていきました。
*1951年、日本初の「性転換手術」が行われ、1965年には、男娼に「性転換手術」をおこなった医師が逮捕される「ブルーボーイ事件」が起こりました(1969年に有罪判決)。その後、タレントのカルーセル麻紀がモロッコで「性転換手術」を受けたのは1973年のことでした。
■1970年代
*1971年、日本初のレズビアン・サークル「若草の会」が発足し、女性を愛する女性の出会いの場として、定期的に例会を開催し、会報を発行し、1986年まで15年間にわたって活動を続けました。
*伝説のラジオ番組『スネークマンショー』(TBSラジオ)の水曜日に、タックこと大塚隆史さんが「ウェンズデイ・スペシャル」というコーナーを担当し、ゲイのポジティブな生き方を発信したのは1978年~80年。このラジオをもとに大塚さんが中心となって『ウェンズデイ・ニューズ』というミニコミ誌が発行されました。
ミニコミ誌『ウェンズデイ・ニューズ』
続く、1980年代以降については、また次回ご案内します。お楽しみに!
※12/23に公開した内容に一部誤りがあったたため、12/26に修正させていただきました。申し訳ありません。
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