5月に始まったこの企画も、はや期間の半分が過ぎ、折り返しに入りました。これまでに応援、ご支援を頂いた皆様、本当に感謝の思いでいっぱいです。しかし、目標額はまだ遠い状況です。ご期待に応えられるよう、この先も益々頑張りますので、引き続きの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今回その感謝を込めて、新しいコースをご用意しました。
「幻のリシャール・ルロワ氏のワイン＋書籍1冊＋出版記念イベント参加券」
限定5セット：1セット¥33,000（税込)
7月6日 12:00から販売スタート！
本書の主人公であるリシャール・ルロワ氏が生産したワインを、ついに本企画で皆様にご提供できるようになりました。もちろん、ビオディナミ農法で栽培したブドウから作られたワインです。それがどのような作業、どのような重労働でもって生まれたものかは、本書を一読してみればお分かりいただけると思います。とにかく、ありったけの愛情と手間ひまをかけて作り上げた、まさに芸術品です。
ルロワ氏のワインが「幻」とも言われるわけは他にもあります。本書にも触れられますが、ワインの格付けにおいて世界的な権威であるロバート・パーカー氏が高評価を与えていることも影響して、世界的な認知度が高まり、今や限られた人しか購入できない状況にあるのです。そのようなことで、特に日本ではほぼ入手できないワインだと考えてよいかと思います。
本編には、このようなおもしろいシーンがあります。パーカー氏がルロワ氏のワイナリーに代理の男を差し向けます。もちろん、パーカー氏に代わってルロワ氏のワインをテイスティングし、格付け評価をするためです。ルロワ氏のワインは「100ポイント中90ポイント台」という高評価の常連。その男が神経質そうに評価するのを尻目に、ルロワ氏は余裕の態度、何食わぬ顔で求められたワインを試飲させます。
試飲が終わった後、ルロワ氏は葡萄畑を見せようと男を案内するのですが、男は農作業にはまったく興味を示さず、そそくさと帰って行きます。すると、ルロワ氏はこう嘆きます。「彼はただ試飲しただけ。それが彼の選択だから仕方ないが、僕はこんな風にワインを文脈から切り離すやり方が気に入らない」。土、植物、光と風、そうしたワインを育む要素を知らずに、なぜ味だけを競わせるのかと。パーカーポイントがワインを有名にするのと同時に、生産者の本質はないがしろにされている実態が垣間見えます… ポイントなんて関係ない。自分が納得するワインを作るだけ。そうルロワ氏はワイン造りに励みますが、後日、その男の試飲したワインの評価が、例年よりダウンの「87ポイント」という報告が届くと、ルロワ氏がちょっとムキになってボヤく…というオチもつくのですが。
さて、このように世界から注目を集めるルロワ氏の貴重なワインですが、今回こうして皆様にご提供できるのは、北海道にある「二番通り酒店」オーナーの小林謙一さんのご尽力によるものです。小林さんは長年フランス産の自然派ワインを扱ってこられ、このリシャール・ルロワ氏とも直接に親交のある方です。長きに渡り培われた友情と信頼により、日本で唯一直輸入をされています。今回この企画を応援して頂くことになり、特別にご提供頂きました。小林さんには、この場を借りて心からの感謝を申し上げます。また、小林さんのお店では、ルロワ氏のワインに限らず、高品質の自然派ワインをリーズナブルにご購入頂けます。ご興味ある方は、こちらのHPにアクセスしてみてください。
http://www.niban-doori.com
「リシャール・ルロワ氏のワイン」のセットは、いよいよ７月6日から販売開始です。ぜひ楽しみにお待ちください。
また、すでに好評を頂いている「書籍1冊＋ビオディナミ・ワインのセット 13200円」も引き続き、ご購入が可能です。こちらで提供するビオディナミ・ワインもルロワ氏のワインに引けを取らぬ品質のものをご用意しています。ご興味あれば、ぜひこちらのワインも合わせて楽しんで頂ければと思います。
それからもう一点、すでに上のビオディナミ・ワイン・セット(13200円)の購入手続きをされた方も、ルロワ氏のワインのセットへの変更が可能です。グレードアップしたコースへの変更は、クラウドファンディングサイトの「マイページ」からいつでも可能ですので、ご利用ください。
これからも様々な趣向を凝らして、このクラウドファンディングを盛り上げてまいります。皆様と本書の魅力、そしてビオディナミ・ワインの魅力を分かち合えることを楽しみ頑張ります。引き続きのご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。
発起人・京藤好男
