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エイズが死に至る病だった1990年代前半、
医療従事者や患者を描いた海外コミックス
『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』を翻訳出版したい!

名古屋の金山にオープンしたばかりのTOUTEN BOOKSTOREの古賀詩穂子さんから応援コメントが届きました!

2021年1月16日に名古屋/金山にてオープンしたTOUTEN BOOKSTOREの古賀 詩穂子と申します。

小さな商店街のなかにある新刊書店で、コーヒーとビールもたのしむことができるお店です。さまざまな世代が行き交う場所になるので、週刊誌、生活書から文芸、デザイン書まで幅広い品揃えができるよう心がけています。

もちろん漫画の売場もあり、そのなかにはグラフィックノベルの棚も作っています。

私が海外コミックの魅力を感じるようになったのは3年ほど前、東京堂書店さんで目にした『マッドジャーマンズ』を読んだことがきっかけです。
これは東ドイツの移民についての話ですが、当時グラフィックノベルを読んでいなかった私にとって、人種やマイノリティ差別など、社会的な問題にフォーカスしたコミック自体が新鮮でした。人権意識の高さがそういった作品を生み出していると思います。グラフィックノベルを見ていると、小さな声や世界の背景が数多く存在しています。
そしてそれは印象的な色づかいや親近感の湧く(時にはリアリティを持った)イラストによってよりその世界に引き込ませてくれます。

地球に住む私たちにとって、知るべき世界がたくさんあります。

しかしそうした世界の数々も、本屋に置いていなければ、もっと言うと翻訳されなければ知らないままとなってしまいます。私の地元にはグラフィックノベルの棚を持った本屋がなく(もしくは出会うことがなく)、東京の本屋で初めて手にすることとなりました。私は知ること、そして考えるきっかけとなる可能性を少しでも広げるために、今グラフィックノベルの棚を作っています。

『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』はエイズが死に至る病だった時代の医療従事者を描いたグラフィックノベルです。医療現場のことを考える機会がふえた今の時代だからこそ読みたいと思う作品ですし、時代と状況が違えど生きていく上では病気・看護・医療に対して避けて通れません。

本書を読み、何を見て、何を知り、何を考えることになるのか、読者として楽しみでたまりません。

また本屋として、翻訳されることでひとりでも多くの人に読む機会が訪れることを強く祈ります。

サウザンブックスさん!応援しています!!!

 


TOUTEN BOOKSTOREの店内と古賀詩穂子さん

 


TOUTEN BOOKSTOREのグラフィックノベルコーナー。
サウザンコミックス第1弾『レベティコ―雑草の歌』も!

 

古賀 詩穂子
愛知県出身。元・出版取次、本屋の企画運営。2021年1月コーヒーとビールが飲める新刊書店「TOUTEN BOOKSTORE」を名古屋/金山に開業。本屋に行きたくなるフリーマガジン『読点magazine、』を刊行。
https://touten-bookstore.net/

 


今年オープンしたばかりのTOUTEN BOOKSTOREの古賀さんにステキな応援コメントをいただきました。

世界中のマンガを翻訳出版するサウザンコミックスの本を、こうして地域に根差した書店さんで扱っていただけるのが本当にうれしいです。

『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』日本語版もぜひ置いていただきたい! 

そのためにも残された期間、全力で支援を募っていきたいと思います!

クラウドファンディングの残り日数はいよいよ6日! 
2月28日(日)が最終日です。
皆さんのおかげでどうにかあとちょっとで70%というところまで来ることができました。
1週間前と比べても、より多くの人にこのプロジェクトのことを知ってもらえてきている実感があります。
さらに多くの方に知っていただくためにも、SNSで情報拡散やリアルでの口コミにぜひご協力ください!

引き続き追加支援やアップグレードも大歓迎です!
残り1週間、どうぞよろしくお願いします!

サウザンコミックス編集主幹
原正人

 
2021/02/22 12:43