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不妊治療、養子、LGBTQ、子をもたない選択
子どもをめぐるすべての選択を肯定する米国のノンフィクション
「子どもを​迎えるまでの物語」を翻訳出版したい!

本書の担当編集者、ノンフィクションライター大塚玲子さんから応援コメントが届きました!

こんにちは、サウザンブックスです。

ノンフィクションライターや編集者として活躍される一方、「定形外かぞく」という活動もされていて、新刊著作『ルポ 定形外家族 わたしの家は「ふつう」じゃない』(SBクリエイティブ)が話題の大塚玲子さんに『The Art of Waiting』日本語版の編集を担当いただけることになりました!

大塚さんからプロジェクトへのコメントが届きましたので、ご紹介致します。
 


 私は「定形外かぞく」という活動をしています。なぜ、そんな活動を始めたのか。
私自身はひとり親ですが、世間では「父親・母親・血縁の子ども」という、いわゆる「ふつうの家族」ばかりが「正しい形」のように扱われています。

そのため、ひとり親家庭、再婚家庭、里親・養親家庭、同性カップルで子育てする家庭、子どもがいない家庭、その他もろもろ、「ふつうの家族」と異なる形や環境の人たちは、みんなどこか「居心地の悪さ」のようなものを感じがちです。

さまざまな家族を取材するなかでそのことに気付き、「誰も肩身の狭い思いをしない社会にしたい」、「どんな形の家族もアリの世の中にしたい」と思い、「定形外かぞく」の活動を始めました。

この『The Art of Waiting(子どもを?迎えるまでの物語・仮)』を書いた人や、この本に登場する人たちも、私と同じような気持ちだったんじゃないかな、と想像します。

不妊治療中の人、里子や養子を迎えた人、同性カップルで子育て中の人、子どもをもたない選択をした人――みんな「これでいいのかな?」と迷ったり不安になったりすることがある。

そんなとき、「いいんだよ!」と肯定してくれる本がほしい、と思ったのではないでしょうか。

日本にも、不妊治療や子どもをもつ/もたない選択で悩んでいる人は、たくさんいるでしょう。
この本が翻訳出版されれば、きっと大勢の人たちが、勇気づけられると思います。




大塚玲子
ノンフィクションライター。主なテーマは「PTAや学校」と「いろんな形の家族」。新刊『ルポ 定形外家族 わたしの家は「ふつう」じゃない』(SB新書)、ほか著書は『PTAをけっこうラクにたのしくする本』『オトナ婚です、わたしたち』『PTAがやっぱりコワイ人のための本』(3冊とも太郎次郎社エディタス)、共著は『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『ブラック校則』(東洋館出版社)など。取材執筆のほか、講演や、TV・ラジオ出演も多数。
http://ohjimsho.com/



■新刊書籍発売中!


書名:ルポ 定形外家族 わたしの家は「ふつう」じゃない
著:大塚玲子
仕様:新書
ISBN:978-4-8156-0424-0
出版社:SBクリエイティブ

2020/03/10 14:24