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不妊治療、養子、LGBTQ、子をもたない選択
子どもをめぐるすべての選択を肯定する米国のノンフィクション
「子どもを​迎えるまでの物語」を翻訳出版したい!

『The Art of Waiting (子どもを迎えるまでの物語・仮)』ご支援ありがとうございます。(発起人・石渡悠起子より)

 2月12日水曜日より開始しました『The Art of Waiting』日本語出版プロジェクトですが、開始6日後の今日、24名の方にご支援いただいております。また、SNSでも多くの方に拡散にご協力いただいております。皆さん本当にどうもありがとうございます。発起人の私もこれを励みに、プロジェクトを達成させて必ずこの本を皆さんのところにお届けしたいな、と思いをあらたにしております。なんなら絶対に達成させるぞ、という願掛けの意味もこめて、すでに翻訳作業を進めています。
 こんな感じで若干暑苦しい発起人ですが、試し読みなども今後の活動報告で共有できると思いますので、引き続きどうぞご覧ください。

 本書『The Art of Waiting』の著者であるベル・ボグスは、数年にわたる人工授精治療から、体外受精に踏み切り一人目のお子さんを出産されています(本書には出てきませんが、胚の凍結保存をされていたので、その後二人目のお子さんも出産されています)。
 本の中では、自身の子どもを産みたいという渇望がどこから来るのかを、文化的な背景や医学的な根拠も調査しながら、養子縁組や代理母出産を選んだ人々の話を聞き、時には優生保護法の犠牲者の話を聞き、子どもをもたないことを選んだ女性たちの話が描かれています。日本にもこの本に共感し、励まされる人がたくさんいらっしゃるだろうし、その方たちに本書を届けていくためには、色々なアプローチをしてみようと考えているところです(アイデアも大歓迎です!)。

 プロジェクト開始にあたり、不妊治療の専門家や、治療の体験者の方、里親や養子縁組制度の利用を検討されている方、予期せぬ妊娠をされた方への支援に携わる方、LGBTQ+カップルのペアレンティングを国内で支援されている団体の方など、色々な方のお話を聞く機会をいただくなかでわかったことが二つあります。一つは、私たちが普段思っている以上に一連のトピックの当事者が多いのだけれど、大きな声では語られてないということです。二つ目は、だからこそ今後日本国内でもさまざまな当事者のかたが体験談や事例などがどんどん出版されてくという、素晴らしい動きが大きくなりつつあるということです。本書はいわば、そうした様々な選択肢への入り口となりうる、この話を考え、オープン話し合っていくためのきっかけとなる本だと思います。

 是非、無事プロジェクト達成し、皆さんに本書の日本語版をお届けできるように、最後までご支援ご協力いただければ幸いです。

 感謝を込めて

2020年2月17日
発起人 石渡悠起子
 

2020/02/17 14:22