『食から探るマレーシアの魅力(仮)』のクラファンを応援してくださったみなさま、こんにちは。発起人・著者の古川音です。
いよいよ出版に向けての最終段階に入りました。ずっと(仮)がついていたタイトルも、昨日、出版社さん、編集者さんとの熱い打ち合わせを経て、「これでいこう!」と決定しました。副題や帯のデザインもぐんぐん進んでいます。
14人のマレーシア人のごはんと暮らしを描いた各章には、それぞれ写真が入ります。これがまた、とてもいいんです。取材した方々の表情、料理をする手元、屋台のにぎわい。写真を眺めているだけでも、マレーシアを旅しているような気分になっていただけるのでは、と想像しています。
あらためて振り返ると、このクラウドファンディングをスタートしたのは昨年9月15日。この本の直接の旅は、2023年6月の取材。そして、私がマレーシアと関わってきたのは、かれこれ20年。その間に体験したことや感じたことを、ぎゅっと詰め込んだ一冊になりそうです。
こうして目に見える形になったのは、応援してくださったみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、ここまで来てわかったことは、この本は私がずっと読みたかった本だ、ということです。きっと出版後、何度も読み返すのは私自身で、この本が私を励ましてくれるだろうと感じています。みなさまにとっても、この本がそんな存在になれたらと願っています。
そうそう、ひとつ裏話を。レシピに掲載する予定だった「ニョニャラクサ」。工程があまりにも複雑で、紙面を大幅に割いてしまうので(笑)、同じ麺料理の「チャークイティオ」の紹介に変更しました。まずはチャークイティオで、マレーシアの味を楽しんでいただけたら嬉しいです。ニョニャラクサは、クラファン特典で皆様へお届けするミニガイドへの掲載をただいま検討中です。
最後に、本書の「はじめに」の一節を、ひと足早くお届けします。
本書は、マレーシアの多様性が育んだ、多様でおいしい食卓に焦点をあてる。
多様性という言葉には、どこか仰々しい響きがあるかもしれない。けれど、ここで伝えたい多様性は、そんな大げさなものではない。もっと身近で、もっと日常的なものだ。
たとえば、私の故郷である熊本では馬刺しをよく食べるが、東京ではあまり見かけない。でも、その違いを不思議に思ったり、「理解しなければ」と身構えたりすることはないだろう。食べてみたいと思うことはあっても、知らなかったからといって不安になることもない。「へぇ、そうだったのか」でいい。
私がマレーシアで感じた多様性も、まさにそのようなものだった。
さて、完成までもうしばらくお待ちください。
次回は、完成の報告になると思いますので、どうぞお楽しみに。
古川音
※クラウドファンディングに参加されていない方の一般販売の予約はこちらのページからご対応いただけます。