✴︎クラウドファンディング期間中のみ、お得な先行予約特典がございます。
✴︎目標金額に未達成の際はプロジェクトは非成立となり書籍は制作されません。
✴︎発行予定時期:2025年以降の予定
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舞台はルネッサンス期のイタリア。
世間知らずで箱入り娘の「少女ビアンカ」が「少年ロレンツォ」になれる家宝の「男の皮」を手に入れたことで巻き起こる一大騒動!
許婚はゲイで、しかも「男」になったビアンカと恋仲に!?
妻でありながらゲイの夫の愛人という二重生活が始まる!
「女」と「男」、両方の人生を体験して自由と広い視野を手に入れた彼女の行く手に立ちふさがるのは、聖職者で超絶ストイックな兄アンジェロ!
ちょいちょい女性蔑視発言がヤバい兄だったが、その言動はますますエスカレートしていく!
果たしてビアンカは周囲から押し付けられるジェンダーの呪縛を振りほどき「自分らしく」生きることができるのか!?
理不尽な世の中にジレンマを感じるすべての人に捧げたい、フランス発の痛快ラブコメマンガ!
後悔するなんてありえない
どうして愛したことを後悔できるの?
ロレンツォの皮を着てたときは
生きてるって実感できた(本文より)
書名::Peau d‘Homme(男の皮)
原作:Hubert(ユベール)
作画:Zanzim(ザンジム)
発行年:2020年仕様:160ページ/4色
ジャンル:単行本・グラフィックノベル・フィクション
ISBN:978-2344010648
クラシカルなバンド・デシネ(フランス語圏マンガ)の雰囲気を保ちつつ、海外マンガ初心者にも読みやすいコマ割りやキャラクターのデフォルメ。
原作:ユベール(Hubert)
1971年1月21日フランスのサン=ルナン生まれ。カラリスト、バンド・デシネ原作者。原作者としての代表作は、妹の死の真相を探るために1930年代のパリの娼館に潜り込む『Miss Pas Touche(ミス・ドント・タッチ・ミー)』(ケラスコエット作画、2006-2009年)、ルッキズムをテーマにした寓話『Beauté(美)』(ケラスコエット作画、2009-2011年)、ヴィクトリア朝イギリスの気難しい主人とメイドとの奇妙な主従関係を描く『Monsieur désire ?(ご主人様のお望みは?)』(ヴィルジニー・オーギュスタン作画、2016年)、古き因習や伝統に抗おうとする巨人と人間とのファンタジー・サーガ『Les Ogres-Dieux(鬼神)』(ベルトラン・ガティニョル作画、2014-2020年)シリーズ。フランスで同性婚の法制化に関する投票がおこなわれた2013年にはアンソロジー『Les Gens normaux – paroles lesbiennes gay bi trans(普通の人々―レズビアン、ゲイ、バイ、トランスの言葉)』を編纂。2020年2月12日パリで死去。
作画:ザンジム(Zanzim)
1972年1月5日フランスのラヴァル生まれ。2002年にユベールが原作を手掛けた『Les Yeux Verts(緑の目)』でデビュー。そのほかユベールとの共著に、消防士の画家が絵のモデルとなる人魚に出会う『La Sirène des Pompiers(消防士のセイレーン)』(2006年)、銃殺された老女がよみがえり過去と死の真相を探る『Ma Vie Posthume(私の死後の世界)』(2012-2013年)がある。2020年6月に刊行された『Peau d‘Homme(男の皮)』はフランスで20万部以上を売り上げ、ACBD批評グランプリ2021、RTLバンド・デシネ・グランプリ2020、ポワンBD賞2020など数々の賞を受賞。
私が初めて海外マンガに出会ったのは2016年に開催された「ルーヴルNo.9展」。フルカラー。大判サイズ。芸術性……。これまでも日本のマンガが大好きでしたが、そのときに見たバンド・デシネ(フランス語圏マンガ)に大きな衝撃を受けました。
日本のマンガとはまた違う海外マンガを知ってもらいたい。そんな思いから2019年7月に始めたのが海外マンガ専門のブックカフェ書肆喫茶moriです。
店を始めたのには裏の目論見もありました。
私は語学ができません。バンド・デシネ読みたさにフランス語を勉強中ですが、基本は翻訳アプリなどを駆使しながらどうにかこうにか原書を読んでいます。
店をやることで少しでも海外マンガが好きな人が増えたら、日本語訳される海外マンガも増えるのではないか。
それは誰得って、確実に私得。
店舗で実際に海外マンガを読んでもらうだけでなく、イベントを開催したり、邦訳海外マンガの販売を始めたり、SNSや情報誌などで海外マンガ情報を発信したり、挙句の果てにはユーチューバーになったり、ポッドキャストを始めたり……。思いつくままに海外マンガを知ってもらうための活動を続けてきました。
それから5年。
果たして、海外マンガの普及に少しでも貢献できているのか。どうなのか。
まったくもって自信はありません。
ただひとつだけ確実に言えることがあります。
それは、翻訳されてほしい海外マンガが増え続けるばかりだということ。
SNSで「翻訳されてほしい」と叫び続けたり、出版社さんや翻訳者さんとお話しするたびに「こんな面白い海外マンガがありますよ」と紹介したりするものの、そう現実は甘くありません。
私にも何かできることはないのか。
サウザンコミックスさんの企画はもちろん、海外のプロジェクトにもしばしば参加している私にとって、マンガを出版する手段としてクラウドファンディングは強力な手段だと感じていました。
よし私もいっちょクラファンをやってみよう。
『Peau d'Homme(男の皮)』は、私の中の「翻訳されてほしい海外マンガ」リストから厳選した1冊です。
フランス語がわからないながらも没頭して読みました。
とにかくストーリーが面白く、ボリュームも手ごろで、キャラのデフォルメ感はいわゆる日本のマンガとは異なるけど親しみやすい画風で、女の子が男の子になってしまうという設定もなんとも刺激的だし、フランスでも高く評価されていて、ジェンダーやセクシャリティを考える上でも良書で、主人公がとっても可愛くて、道徳的な内容を描きつつも全くもって説教臭くなくエンタメとして楽しめ、マンガ表現としても面白い箇所があり、ルネッサンス期のイタリアを舞台にしていながら現代の日本社会にも通じる不条理さが描かれ、恋愛とか友情とかって何だろうと思索を巡らせたくなるし、フェミニズム的な観点も押さえられていて、理不尽な世の中にノーを突きつける主人公の姿に快哉を叫びたくなるような痛快な読後感で、とにかくストーリーが最高に面白い(大事なことなので2回言った)。
この最高に面白いマンガを、多くの方と共有したい。
どうかみなさま、ご支援よろしくお願いします。
発起人:森﨑雅世(もりさきまさよ)2019年に海外マンガ専門ブックカフェ「書肆喫茶mori」オープン。海外マンガの面白さを日本で広めるべく、SNS、ブログ記事、情報誌、YouTubeなどで情報発信しています。バンド・デシネ翻訳者でサウザンコミックス編集主幹の原正人さんとポッドキャスト「海外マンガの本棚」「海外マンガRADIO」のパーソナリティを務めています。
HP:書肆喫茶mori
X(旧Twitter):@shoshikissamori
Instagram:@bookcafe_mori
Bluesky:@bookcafemori.bsky.social
YouTube:@bookcafe_mori
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