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理不尽な世界で自分らしく生きる
フランス発の痛快ラブコメマンガ
『男の皮』を翻訳出版したい!

発起人よりプロジェクト成立のお礼

皆さま、こんにちは! 書肆喫茶moriの店主です!
このたびはフランスの痛快ラブコメマンガ『男の皮』翻訳プロジェクトのクラウドファンディングをご支援くださり、本当にありがとうございました!
 
無事に120%セカンドゴールを達成できただけでなく、サウザンコミックスの記録を塗りかえるご支援者数866名、達成率139%という素晴らしい成果をあげることができたのも、ひとえに皆々さまの応援のおかげです。SNSでずっと投稿やリポストをしてくださった方。チラシを配ってくださった方。お知り合いなどに広めてくださった方。温かい言葉で励ましてくださった方。私ひとりではとてもこんな偉業を成し遂げることはできなかったでしょう。本当に皆さま優しい方ばかりで、嬉しいこと楽しいことばかりでした。このプロジェクトを支えてくだったすべての方に心から感謝を申し上げます。
 
1年間に邦訳される海外マンガの数は数百冊。日本のマンガに比べるとその刊行点数は微々たるものです。だからこそ邦訳されるマンガにはそれなりの理由があり、面白い作品ばかり、といつも紹介してきました。
とはいえ面白い作品であれば必ず邦訳が刊行できるわけではありません。知名度、話題性、前例……出版に漕ぎつけるには作品の内容以上のものが求められます。ユベール、ザンジムは邦訳のまだない日本では無名の作家ですし、フランスで人気も評価も高いというだけで興味を持ってくださる方はそれほど多くなく、ジェンダーやセクシュアリティをテーマにしているとはいえ決してお行儀のよい作品とはいえず、これまで邦訳されているバンド・デシネ(フランス語圏マンガ)のイメージからも少し異なる。そういう意味で『男の皮』を日本で刊行するにはエベレスト級に高い壁が立ちふさがっていました。
にもかかわらずこの間、たくさんの方が「面白い」「面白そう」とクラファンに参加してくださいました。
純粋に作品の魅力にご期待を寄せてくださったのだと強く感じました。
そして何よりも私が嬉しかったのは、海外マンガをそれほど読んだことがないだろうたくさんの方から反響があったことです。
これまで海外マンガを日本で広めるためにさまざまな活動をしてきましたが、海外マンガは日本のマンガと絵柄やコマ割りといった表現手法が異なるところもあります。日本のマンガに読み慣れている方からは海外マンガは読みづらいと言われたり、手に取る前に敬遠されたりすることもままありました。
でも、面白い作品は面白い。そしてたくさんの方が支持してくれる。
そのことを手に取るように実感することができて、このクラウドファンディングに挑戦して本当に良かったと思いました。
制作作業は年明けからのスタートになりますが、どうぞ皆さま期待してお待ちいただけると幸いです。
 
このクラファン期間を振り返ると、人生で一番感謝の言葉を口にした3か月でもありました。いくら言葉を尽くしても言い足りません。本当に、本当にありがとうございました。



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2024/12/20 11:31