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自分で決めたジェンダーで生きる
『ジェンダー・クィア』を翻訳出版したい!

中里虎鉄さん(エディター・フォトグラファー・ライター)から応援コメント!

ノンバイナリー/ジェンダークィアに光を当てた作品がこれまでにどれだけあっただろう。よく「ノンバイナリー表象で良い作品はありますか?」と聞かれるが、その度にそもそも良し悪しを語れるほど私たちのアイデンティティは描かれてこなかったことを痛感する。ノンバイナリー/ジェンダークィアといっても、AFABとAMABではまた経験する葛藤や恐怖もまた異なる。自分自身の性のあり方、特に性自認と向き合い、探求するプロセスを知ることは、そんな不安をどう解きほぐしていくかを知る術でもあるはずだ。ほとんどの親や友達、学校が教えてくれるわけではないなかで、自分のアイデンティティと近しい存在のストーリーと出会えることは、私たちにとって未知なる森を生きて通り抜けるために必要な、先人が残してくれた出口へのヒントとなる。多くのシスジェンダーにはそうしたヒントが良くも悪くも無数に存在している。正直言うと、私はそれが羨ましいし、よくそのヒントを得ずにここまで辿り着いたものだと、我ながら感心すらしてしまう。しかし、これからも私は未知なる森を旅し続けることになるし、この森を私よりも先に歩んでいる人もいる。そしてこれからも、この森へと放り投げられてしまう人もいる。そんな私たちが、私たちの求める地へと 辿り着くためのヒントとなるこの本『ジェンダー・クィア』に私たち、かれらが見つけることができるよう、クラウドファウンディングで光を灯してほしい。この森を上空から見下ろすことのできる人たちへ、私たちをどうかこの森から抜け出させて。
 


中里虎鉄(エディター・フォトグラファー・ライター)
1996年、東京都生まれ。編集者・フォトグラファー・ライターと肩書きに捉われず多岐にわたり活動している。雑誌『IWAKAN』を創刊し、独立後あらゆるメディアのコンテンツ制作に携わりながら、ノンバイナリーであることをオープンにし、性的マイノリティ関連のコンテンツ監修なども行う。
 

参加者350名が目前です!
クラファン成立まで拡散協力をお願い致します!!

2023/10/04 11:53