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グラフィックノベル史に燦然と輝く傑作
『Asterios Polyp(アステリオス・ポリプ)』を翻訳出版したい!

「ブックバーひつじが」の店主シモダヨウヘイさんから応援コメントが届きました!

「今度すごい本の翻訳に関わることになりました」

発起人の矢倉氏からそう伝えられたのは、この翻訳出版プロジェクトが公開される少し前。とある日の店での出来事。カウンター席の端に座った彼は、注文した飲み物が出てくるより早く口火を切った。これまでも何かあればその都度来店して共有してくれていたが、いつもの冷静な語り口とは異なる、興奮や喜びを隠せない様子が珍しく、これは只事ではないぞと期待に胸が膨らんだのを今も覚えている。

それから程なくして今回の『アステリオス・ポリプ』翻訳出版プロジェクトがスタートした。

話の筋はある程度矢倉氏から聞いていたが、改めてプロジェクトの概要や都度更新されている活動報告を読み、矢倉氏や同じく翻訳を担当されるはせがわなおさんの投稿を日々眺めながら、自分の中でいつしか「気になる」が「読みたい」に変わり、「読みたい」が「読まねば」に変わっていった。目標を達成しなければ制作されない(読めない!大変!)ことは初めから知っていたが、最初は他人事感覚で見ていたパーセンテージの推移をいつの間にか我が身事として見守るようになっていた。不思議だ。矢倉氏の熱がすっかり伝導してしまったのかもしれない。

これも少し前の出来事だが、矢倉氏が『アステリオス・ポリプ』の内容を翻訳前の原本を使いながら直接教えてくれる機会があるのを小耳に挟み、どさくさに紛れてその場に居合わせた。その場で初めて『アステリオス・ポリプ』の実物を目にしたが、パラっとめくったのっけから描かれている情報の多さに度肝を抜かれた。情報の洪水。今回は翻訳に関するプロジェクトなので、つい言葉の部分に意識が持っていかれて、話を理解しなきゃと身構えていたのが、フッと緩んだ。直線と曲線。有機物と無機物。あらゆる対比やその対比の中での揺らぎで登場人物の立ち位置や心情の変化が浮かび上がるように描かれていた。言葉で言い表せない部分を言葉以外の情報で伝える。グラフィックノベルだからこその見せ方。何が書かれているのかを読めなくても、絵を見るだけでもう面白い。これだけの情報量、同じ頁を眺めても引っかかる部分は人それぞれだと思うし、どこに着眼したのかを皆で話し合うのも楽しそうだ。絵だけでそこまで思わせる力がある作品を、日本語で読めたら一体どうなるだろう。ますます気になる。読みたい。読まねば。

大事なことなので二度言うが、目標を達成しなければ『アステリオス・ポリプ』を日本語版で読むことはできない。

まさかここまでの熱量でプロジェクトの行く末を案ずることになるとは思いもしなかったが、今となっては日本語に訳された『アステリオス・ポリプ』を手に取り、読んで、その感想を矢倉氏や来た人たちと店で話し合う未来を待ち望んでいる。そのためにも今回のプロジェクトが成立することを心から願っている。

 

シモダヨウヘイ
福岡市中央区にある「ブックバーひつじが」の店主。1987年生。
Twitter : @bb_hitsujiga  Instagram: @hitsujiga 

 


プロジェクト成立まで残り30%台になりましたー!!
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2022/11/25 13:34