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グラフィックノベル史に燦然と輝く傑作
『Asterios Polyp(アステリオス・ポリプ)』を翻訳出版したい!

発起人からのご挨拶(はせがわ なお)

みなさま、こんにちは。
『アステリオス・ポリプ』クラウドファンディング 発起人のはせがわ なおです。

このたび 9/16より『アステリオス・ポリプ』日本語訳の出版のためのクラウドファンディングがいよいよ開始となりました。早速ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます。みなさまのコメントを拝読し、この『アステリオス・ポリプ』邦訳の出版への期待の大きさを改めて感じ、身が引き締まる思いでおります。

また、事前登録にご登録いただき、このプロジェクトへの期待の大きさを改めて感じさせてくださったみなさまにもとても感謝しております。事前登録をしてくださったみなさまのおかげで、当初の予定よりもかなり前倒ししてクラウドファンディングを開始できることになりました。ありがとうございました。

『アステリオス・ポリプ』の翻訳の話がでてから、早1年半以上が経とうとしています。本書は様々な理由でコストが多くかかるため、通常のルートでの出版が難しくなってしまい、企画を受け入れていただける出版社が見つからなかったことが理由のひとつです。おそらく同じ理由で、本作は傑作であると言われながらも出版から10年以上もの間、どこからも日本語訳がでなかったのだろうと推測します。私達はこのようなことから、通常のルートにのせることが難しい書籍をクラウドファンディングという方法で出版しているサウザンブックスさんと一緒に、この度『アステリオス・ポリプ』の翻訳出版を目指すこととなりました。

私は日頃未邦訳の海外文学を読むことが多いのですが、いくらその本がおもしろくても翻訳されない本のほうがずっと多く、残念に感じていました。たくさんの素晴らしい海外文学が、翻訳の有無という理由だけによって、日本の読者に読まれる機会が失われているのではないかと。しかし、このたび『アステリオス・ポリプ』翻訳企画がここにたどり着くまでの紆余曲折を経験し、なるほど一冊の本が翻訳出版されるまでにはこのような長い道のりを経なくてはならないのかと、そして、さまざまな関門をくぐり抜けて出版にいたる書籍がじつに限られたものだけとなってしまう現実的な理由も思い知りました。

しかし、それらを体験したうえで、こうも思います。もし、10年以上もの間、翻訳がでることのなかった『アステリオス・ポリプ』がクラウドファンディングという形でようやく日本で出版されることになれば、本作と同じように、様々な理由で翻訳出版が見送られている書籍にも出版という道が開かれることになるかもしれません。

『アステリオス・ポリプ』は10年以上も前に出版された書籍ですが、その内容や表現方法は色褪せることはなく、今読んでも新鮮に感じます。なんどページをめくっても、その度に「あっ!もしかしてここって...!」という新しい発見があります。このように、あらゆる面で緻密に組み立てられた物語を読み解いてゆく楽しさを、ぜひみなさまにも味わっていただけたらと思います。

少しだけ私の(ちょっと悔しかった)話を...何年も前にどうしても日本語で紹介したい書籍がありました。色々な方法を模索しておりましたが、当時の私にはなんの手立てもなく、諦めざるをえなかったということがありました。その時に、これ以上私が夢中になる本は今後現れないであろうし、この本以外にほかのひとにどうしても紹介したいと思えるような本には出会わないから、今生で翻訳に関わることは一切ないと思いました。しかしながら、少し悔しい思いをして終わったその出来事が、いまこうしてここでご挨拶しているきっかけにもなっています。

最後になりますが、早速ご支援いただいたみなさまへ、厚かましいながらも改めてお願いがございます。

『アステリオス・ポリプ』は、このクラウドファンディングの目標金額を達成することができなければ、出版することができません。目標金額が高いこともあり、企画の成立のためには、今後ともみなさまの応援が必要です。ぜひみなさまと、そしてより多くのかたのお手元にこの傑作『アステリオス・ポリプ』をお届けすべく、どうか今後とも情報拡散などにご協力いただければ大変ありがたく思います。

私達もこれからクラウドファンディングの(願わくばできるだけ早期の)成立を目指してこの企画を盛り上げていきますので、どうぞお楽しみにしていただければ幸いです!!

(ときどき深夜にハッと目覚めてクラファンサイトをチェックしている)
はせがわ なお

 

ほぼ達成率1/4となりました!SNS拡散へのご協力どうぞ宜しくお願い致します。

2022/09/30 10:38