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吃音で悩む少年の大冒険を描いた
美しい色彩の幻想的なチェコ・コミック
『ペピーク・ストジェハの大冒険』を翻訳出版したい!

「最初にみせてもらったときのワクワクした気持ちを、今も覚えています」マンガ研究者ヤマダトモコさんからの応援メッセージ

チェコ・コミックが日本で初めて紹介されたのは2017年、明治大学 米沢嘉博記念図書館「チェコ・コミックの100年」展です。チェコ・コミック史を原画と共に紹介する試みでした。チェフが日本で展示されたのは、この時が初めて。

発起人のパーレニーチェクと髙松も準備協力し、そこで出会ったのが図書館の展示担当スタッフのヤマダトモコさんです。ヤマダさんは、この企画を通し展示を実現してくださった方です。WEBサイトには展示のアーカイブが作られています。チェコ・コミック関連の情報がチェコ以外でこれほどたくさんあるところはここだけです。

米沢嘉博記念図書館|~日本におけるチェコ文化年2017~ チェコ・コミックの100年展 (meiji.ac.jp)

そのヤマダトモコさんから応援メッセージを頂きました。

 


 

 「ペピーク・ストジェハの大冒険」を最初にみせてもらったときのワクワクした気持ちを、今も覚えています。

 2017年に明治大学 米沢嘉博記念図書館で開催した「チェコ・コミックの100年展」を担当しました。ペピーク・ストジェハが本の海を渡るシーンに心ひかれ、チラシのメインビジュアルに選びました。

 私たちにとってまったく未知のチェコ・コミックの海をうまく渡れるかしら、というドキドキや、そもそも、日々マンガとその関連資料の海にひるみつつ何とかよい形で残そうとし続けている自分たちと、ペピークの姿が重なりました。

 展示では、チェフの美しい原画にほれぼれしました。チェコ・コミックの豊かな世界に触れることが出来たのはすばらしいことでした。

「ペピーク・ストジェハの大冒険」を、いつか日本語で読めたらなぁ…と思ってきました。  

 翻訳出版が実現しますように!! 

 さらに、これを機会にチェコ・コミックがどんどん日本で翻訳出版されますように…!

 

ヤマダトモコ

マンガ研究者、マンガライター、マンガ展キュレーター
明治大学 米沢嘉博記念図書館 展示担当スタッフ

芸術選奨審査員

『コミックボックス』1998年8月号(発行:ふゅーじょんぷろだくと)掲載の評論「まんが用語〈24年組〉は誰を指すのか?」で商業誌デビュー。

共著に『マンガの居場所』(NTT出版)。

手掛けた展示は「少女マンガパワー! ―つよく・やさしく・うつくしく―展(川崎市民ミュージアムほか3箇所を巡回、2008年) 、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞記念展『昭和元禄 落語心中』と雲田はるこ~落語に行こうぜ!~(米沢嘉博記念図書館、2014年) 、「チェコ・コミックの100年展」(米沢嘉博記念図書館、2017年‐2018年)など多数。

 

 

2022/08/02 11:48