ひょっとするとギリギリで、何とかなるかもしれない…と思ったのは、最終日からさかのぼること3日前の17日金曜日、達成率がついに70%に乗った日でした。それでも「何とかなるかも」と言うくらい、弱気で希望的観測に頼っていました。そもそも、クラファン期間の半分が過ぎても30%台前半をノロノロしていた本プロジェクトです。それを思うと70%でも不安はまだありました。
出だしがかなり好調だったこの『Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』のクラウドファンディング、なかなかに奇妙な、長い道のりを辿りました。20%台まで順調に伸びた後、パタッと数字は動かなくなったのです。クラファンサイトを見てくれる人の数は多いのに、達成率と支援者数は凪……。これはどうしたものか。
とにかく諦めずに地道にSNSでの情報拡散を増やしていた矢先、救世主・北原尚彦先生が現れました。それまで本屋Reading Mugのキムラナオミさんに始まり、小説家の赤坂パトリシアさん、文筆・翻訳家の村上リコさん、漫画家もとなおこさん、ライフコーチのマクギネス真美さんと素晴らしい方々に応援コメントを頂いたおかげでジワジワとクラファンの認知度を上げてきましたが、『Bookshop Tours of Britain』に興味を持っていた人たちが北原先生の推しの一言で一気に参加へ向かってくださったようでした。
それに加え、たとえ発起人の弱小SNSアカウント群(ツイッター、FB、インスタグラム)でも、やり方次第ではそれなりに効果的に情報拡散は可能だと教えてくださる賢者が次々と現れました。毎日やれることをせっせとやっていると、これまた見かねたようにいろんな方がツイッターならRTや引用RT、フェイスブックならシェアやいいねでガンガン応援してくださり、まだゴールが視界に入る前から「絶対達成させましょう」と声をかけてくださる方々がいらっしゃいました。もうこの時点で毎日目から塩水を流してました…。
クラファン期間、最後の週末はイギリスの義母の家を訪ねていました。日曜は一日中どんどん達成率が上がり続けていたので携帯で何度も確認していて、夕方に96%まで跳ね上がったあとには携帯の電池が切れそうでした。ひとまず充電…と20分ほど離れていた間に、なんと101%に急上昇してクラファン達成を迎えていたのです。お友達からのDMでそれを知った私はあわててクラファンサイトを確認し、「あー!ひゃ、101…」と叫んだままその場に崩れ落ち、義母と夫に「まーまー落ち着いて、これでも飲め」と白ワインにイチゴを入れたグラスを掴まされたのでした。
『Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』のような本は、日本語でも世の中に出るべきだ、と考えてくださる皆さんの大きな一押しで、このクラウドファンディングはまさかの23時間前に達成を迎えました。本当にありがとうございます! あーもう大量の塩水が出ます!
出版に向けてはまだまだこれからサウザンブックスさんと一緒に話し合い、決めていくことが色々ありますが、こちらの活動報告で順次ご報告させていだたきます。これからも、よろしくお願い致します。
サウザンブックスよりお知らせ
クラウドファンディングへのご参加ができなかった方がいらっしゃいましたら、以下のサイトの「予約する」ボタンから、一般販売開始のお知らせメールにご登録ください。販売開始時にお知らせのメールをお送りいたします。
2023年春以降刊行予定
『Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』販売開始のお知らせを登録する