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ユース発!LGBTQ+コミックエッセイを出版し、全国に届けたい!

ラスト一週間!プロジェクトのこれまでを見つめ直す(その1)

こんにちは!
プロジェクト終了まで残り一週間!最後の最後まで初心を忘れずに挑戦すべく、プロジェクトのこれまでをユースメンバー達が改めて見つめ直します。今回はきっしーとRitsuです!


きっしー              


りつ
 
「プロジェクトがここまで進んできて率直にどう思いますか」

きっしー:正直なことを言えば、自分が大学生の時にこんなに大きなチャレンジをすると考えてなかったので、今でも驚いています。初めはトビタテの仲間と留学後にチマチマと集まって活動していただけでした。それが、自分の想像以上のスピードで、多くの方のお力添えもあり、実を結ぼうとしています。このプロジェクトへの挑戦を通し、自分が本当にたくさんの方に支えられていることを痛切に感じております。ありがとうございます。まだ達成額には届いておらず、決して気は抜けません。引き続き、気を引き締めながら、最後まで挑戦したいと思います。

Ritsu:最初は何か小さな冊子のようなものを作れたらいいねという話から始まり、気が付けば本を作り、全国の学校や図書館に届けるという大きなプロジェクトになっており、それがもう終盤になっていることに正直驚いています。同時に、大変多くの方のご協力があって実現していることなので、心から感謝しております。私自身、ユースメンバーの中で唯一の社会人ですが、仕事以外でこのように多くの人と出会い、多くの仲間と共に、このプロジェクトに関わることが出来てとても幸せです。2年前にきっしーと出会い、今回のプロジェクトにもお声がけをいただき、このような機会を与えてくれたきっしーにも感謝しています。
 

「これまで一番大変だったことはなんですか?」

きっしー:私はエッセイの執筆作業です。自分の実体験を元にしながら、キャラクターの内面を文章で表現することは難しかったです。クラウドファンディングの進捗が芳しくない時期でもあったので、過去の辛い時期を思い出しながらの執筆作業はかなりしんどかったです。ただ、書き終えた時、自分なりに『創作』の楽しさを知ることができ、自分の新しい一面を知ることができたと思いました。プロジェクトにかける想いも一段と強くなりました。エッセイがひと段落ついてから、様々な人へ語る言葉も前向きに変化したと思います。

Ritsu:多くの人にこのプロジェクトを知っていただき、クラウドファンディングのご支援をいただくことです。SNSを利用し、広く発信はしていましたが、ご支援が伸び悩み、プロジェクトの成立自体が危うい状況でした。同時進行で本の中身の制作も行なっていましたが、プロジェクトが実現するかどうか不安な中で作業をするのが辛く、自分の気持ちを整理するのが大変でした。
 

「どう乗り切りましたか?」

きっしー:とにかく自分の現体験を思い出して、自分の価値を信じました。自分の生きた証がきっと誰かの役に立てるはずだと思い、涙ながらに取り組みました。自分を信じてくれる人達がいたから、私も自分自身を信じることができました。自分自身と向き合うこと、人と向き合うこと、どちらにもたくさんの時間を割けたことが良かったのではないかとと思います。

Ritsu:自分たちに足りないものや、発信の方法の改善点について様々な方からご意見を頂き、自分たちで考え、実行することができたと思います。SNSを利用しての広い発信は、早く広く届けるという意味で有効だとは思いますが、プロジェクトに懸ける想いを一人一人に届けるという点では適切ではないと感じました。そのため、このプロジェクトにご協力、ご支援頂きたい方一人一人個別に想いを伝え、そこから急激にご協力やご支援を頂けるようになったと感じています。何かを実行する上で、人からのご協力やご支援を頂く際に、近道はないということを学ぶことが出来たと思います。


「最後にラストスパートの想いをお願いします」

きっしー:正直、今の私は多くの仲間に恵まれて、自分らしく生きることがある程度はできています。しかし、私は自分の幸せだけで満足したくありません。大学のサークルでの活動などを通し、自分以外にもたくさんのユース達が、学生時代に悩み傷ついていたことを知りました。私は誰一人として、そうして傷つき、苦しむ子をこれからの時代に残したくないです。また傷ついて苦しんだ子を支えられる社会、寄り添える社会にしたいとも考えています。このプロジェクトを実現させ、少しでもユースから世の中を変える一歩を踏み出したいです。最後の最後まで頑張ります。ご支援・ご協力のほど、誠によろしくお願いいたします。

Ritsu:カミングアウトすることが出来ず、自分はおかしい人間なんだと思って生活していた学生の頃は非常に苦しかったです。周りからの攻撃や、地方という環境も重なり、生きることを諦めかけていました。今の私は、留学などを通した様々な人との出会いがあり、自分らしく生きることが出来るようになってきました。しかし、自分が幸せになると同時に、辛かった時の気持ちが薄れてしまい、悩んでいる人達のことに目を向けることが少なくなってしまっていたことも事実です。このプロジェクトに関わる中で、今もまだ、沢山のユースが自分の性のあり方や、様々なマイノリティ性を抱えて悩んでいるということを再認識させられました。この社会で全ての人が多様な人生を選択・実現可能になるように、自分が苦しんできた経験を無駄にせず、私のレガシーとしてこの本を残すことが出来ればと思っています。プロジェクトの実現により、全ての人が包括的に多様性について知る・学ぶ・考えるきっかけを作り、この社会を変えることを目指しています。全力で本の制作に取り組んで参りますので、ご支援、ご協力を頂けると幸いです。
 

2022/02/21 12:48